当店のオープン初日の来客数は何名くらいだったと思いますか?
横浜山手の一等地であり、外国人墓地の向かいで、目立つ場所です。
土日のどちらかの曜日で、天気は晴れでした…
答えは「1名様」です。
その1名様に2杯のホットコーヒーをご注文いただきました。
1年3ヶ月経った今でも忘れない1日ですし、鮮明に覚えているお客様の1人です。
「見た目が9割」のような出来事です。
結局、当店はカフェには見えないということです。
色々な方に当初から言われていることであり、今でも言われることでもありますが…
「ショールームなの?家具屋なの?カフェなの?」
どちらも正解です。
お店のコンセプトが伝わっている「見た目」になっているようです。
こちらでお伝えしたいのは、店名と同じくらい、「見た目」も大切ということです。
場合によっては、店名よりも見た目のほうが大事かもしれません。
それは、たまたま店の前を通りかかった方からすると、
どのようなお店であるかは、店名ではなく、見た目から判断する可能性が高いからです。
店名を見られなくても、何も説明することなく、
ショールームはショールームらしく、
コーヒー屋であれば、コーヒー屋らしい見た目であるようにするべきだと感じています。
こちらまでは外観の話です。
店内でも同じことが言えます。
お客様がおっしゃることがあります。
「コーヒーがおいしそうな雰囲気ですね」
ご注文いただく前に、このように言われます。
良い雰囲気作りから、そう思わせることも、接客、営業の1つだと思います。
そういったことを考えると、コーヒーを飲んでいただいて、「おいしい」と感じていたくのは、
最後の、最後のほうのような気がしてきます。
そうであれば、もっと前の、前のことが、良いお店としての大切な要素になってきます。
「おいしい」が最後の、最後のほうだと思うと、少し寂しい気分になってきそうですが…
ただ、それが飲食店です。
逆に考えると…
何となく、「おいしそう」だと期待して、お店に入った経験はありませんか?
また、キレイで、おいしそうに見えたケーキが、あまりおいしいと感じなかったことはありませんか?
結局、「おいしい」かどうかは、最後の話です。
広義の意味では、どのように「集客」するかということです。
「集客」にも色々な種類があるので、この辺りも細かく見ていきたいと思います。