昭和38(1963)年8月。正義の戦士 宇宙Gメン(日本テレビ)の番宣広告。
三洋電機 の1社提供で制作は京都の 日本電波映画。特撮の費用が 1本約40万円 というのは、一般人からすると高いのか安いのか?よく分からん。
モノクロ作品だが、画面は米国産の『アンタッチャブル』などと同じくセピア色。 16mmフィルム で撮影されているとあるが、それはこの時代のスタンダードでは?
宇宙船内の内装が、明らかにベニヤ板で、その木目や質感までがクッキリと見えてしまうのは、現在のテレビ画面の大きさゆえだろうか?
原作者の1人が、雑誌 スクリーン の名物連載『ぼくの採点表』でおなじみの映画評論家・双葉十三郎 氏であることには驚かされた。
話数も少なく、長らく「幻の作品」扱いされ続けてきたが、現在、Amazonプライムビデオ で普通に配信されていることにさらに驚く。宇宙船内の面々やその朴訥としたシュールな会話シーンを観ていると、ついつい『タローマン』(NHK)のあの雰囲気を思い出してしまう。
昭和38年08月20日(火曜)のテレビ欄