ラテ欄検証シリーズ ~ 謎が多い『ピロンの秘密』(昭和35年8月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和35(1960)年8月1日(月曜)のテレビ欄より。日本テレビの夕方6時、月~土曜の10分帯枠にて連続少年ドラマ ピロンの秘密 が放送スタートしている。



手塚治虫 の書下ろし漫画を、スドウ・テルオ が脚色。宇宙のかなた、双子座から地球へと亡命してきた流星王子ピロンニッキー窪田)と、その護衛役である人造人間ミラ峰和子)の物語。

番組の紹介記事によると、ピロンを演じた12歳のニッキー窪田少年は、日本人の父とフランス人の母を持つ 日仏ハーフ なんだそうな。



番組名はよく目にもするし、なにしろ「手塚治虫原作」という後世へも語り継ぎやすいブランド力もある。番組も翌年(昭和36年)の4月まで続いたそうだから、決して不人気だったわけでもないだろう。

なのに、この番組に関しては、同時代の少年少女向けドラマと比べて、映像どころかスチール写真ですらも目にする機会もほぼない。主題歌を耳にする機会もない。映像はもう現存していないのかな?

 

    昭和35年8月1日(月曜)のテレビ欄