新聞広告シリーズ ~ 選挙広告、面白泡沫候補スターといえば東郷健!(昭和54年4月) | 高木圭介のマニア道

高木圭介のマニア道

~浮世のひまつぶし~

昭和54(1979)年4月。東京都知事選 に向けた候補者の新聞広告より。



今回の都知事選は史上最多、56人もの立候補者 があり、しかも選挙ポスターの掲示板も 狂い咲き というか カオス と化している。

さすがに選挙ポスターをはがして持ってきたり、落書きすることはNGと知っていたが、その代わりに小学生時代に選挙のたびに流行っていたのは、新聞に掲載される 面白泡沫候補 の広告を切り抜いては、友人の 教科書やノートに貼り付けてしまう という遊びだ。

中でも一番人気だったのは 都知事選 でも 参院選 でも 衆院選 でも、よく見かけた 東郷健 の選挙広告だった。今でこそテレビ等で毎日のように「オネエ」と呼ばれる人たちを見かけるが、40年以上も前はかなりの異物感を漂わせていた。

自身は自らを「オカマの東郷健」と称して選挙運動していたが、それもまたインパクト強だった。しかし、今回の都知事選に立候補したとして、当時のような 圧倒的異物感は感じられないことだろう。

それはそうと、今の小学生もそんな遊びをしているのかな? いや、そもそも 新聞を宅配している家庭自体が激減 しているからなぁ……。