昭和54(1979)年4月2日(月曜)。この日から関東圏でも放送がスタートした 2時のワイドショー の番宣広告。
“浪花のモーツァルト”こと キダ・タロー先生 の訃報が入ってきた。美しい女性コーラスにより番組名を連呼する、この番組のオープニング曲はもちろん、キダ・タロー作品だ。番宣広告にある通り、番組初期には司会陣の1人にも名を連ねているから、関東圏育ちの私が偉大なる浪花のモーツァルトの顔や存在を認識し始めたのも、おそらくこの番組あたりなんだろう。
昭和54年4月2日(月曜)のテレビ欄
もちろん「アホの坂田」をはじめ、小山ゆうえんち や 日清出前一丁 のCMソングなどなど、数々のキダメロディーは脳内に入り込んでいたが、小学生は作り手のことまでは意識しないからな。
広告を見ると、横山ノック、上岡龍太郎、上沼恵美子、浜村淳、桶村久美子アナウンサー と関西圏のオールスターが勢ぞろいという感じ。漫才ブーム到来の1年前、この番組視聴で関西弁に馴染む下地が出来ていたのかもしれない。
それはともかく、ツルツル な横山ノック先生と、フサフサ(?)なキダ・タロー先生の 対比 が凄まじい……。合掌。