番宣広告シリーズ ~ 本当に大原麗子が消えた『気まぐれ天使』(昭和51年12月) | 高木圭介のマニア道

高木圭介のマニア道

~浮世のひまつぶし~

昭和51年12月29日(水曜)。日本テレビのドラマ『気まぐれ天使』(夜8時~)と『水曜ロードショー』(夜9時~)の番宣広告。



気まぐれ~はこの日の第13回「これっきり、もう……」で主人公(石立鉄男)の恋人・ターコ(大原麗子)がパリへと旅立つ。こんなサブタイトルからして、ほんの数回を“オトナの事情”にてお休みし、またパリから戻ってくるというストーリーを予想していたら、本当にそのまま降板してしまったのだから驚いた。



ヒロインの降板で失速してしまうドラマは数多いが、どんどん魅力を増していく“不思議ちゃんキャラ”の草分け・渚(坪田直子)と、新たに加入する鬼上司・巴御前(酒井和歌子)のツンデレな魅力によって、このまま最終回まで突っ走ってしまう。つい最近もAmazonプライムビデオにて全話視聴してしまったばかりだ。

それはともかく、初めて夕方の(再)で観たときには、樹木希林(30話までは「悠木千帆」名義)演ずるおばあちゃんの、石立鉄男をやたらと窮地へと追い込む、笑えない犯罪レベルの人騒がせっぷりに本気でイライラを募らせていたものだ。

今となっては、この時の樹木希林が、まだ33歳 だったことに驚愕している。

 

   昭和51年12月29日(水曜)のテレビ欄