雑誌広告シリーズ ~ 『明星』にて“二人の真知子”が対談(昭和28年12月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和28(1953)年12月。明星(集英社)新年2月号の新聞広告。



目玉企画はラジオに映画に大人気の 君の名は から、映画版真知子(岸恵子)とラジオ版真知子(阿里道子)による対談。その司会を原作者であり脚本家である 菊田一夫 が務めているのも興味深い。

ほかにも、「石原裕次郎以前」の映画スターの名前がズラリと並んでいるが、どうも気になってしまうのが、この時代の「女医モノ」の権威である 常安田鶴子先生 を囲んでの男子高校生の座談会「思春期の性典」なる特集だ。

文字面だけ眺めても童貞臭ムンムン! 一方、左下の「鶴田浩二の初恋物語」は文字だけで甘酸っぱさを感じても良さそうなモンだが、もはや「性豪の祭典」みたいな副題しか思い浮かばぬ…。イメージや先入観とは恐ろしいモノだ。