番宣広告シリーズ ~ 山田吾一主演の青春ドラマ 『風来坊先生』 (昭和39年10月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和39年10月、山田吾一 主演のユーモラスな青春ドラマ 風来坊先生 (日本テレビ) の番宣広告。



番組は8月3日に放送開始。

ますます好調!! 自信たっぷり 青春を生きる デッカイ男の姿」 のコピーが踊る。

日本テレビの青春ドラマといえば、翌年に放送開始する夏木陽介主演の 青春とはなんだ が有名で、日本テレビの学園青春ドラマシリーズの元祖とされるが、このドラマはそれよりも1年早い。

当時の番宣記事などを読むと、白川渥の原作で、山陰のとある田舎町に赴任してきた若き国語教師・白戸勉吉のお話。白戸先生は健康的で明るくて正義感が強く潔白、反骨精神もおう盛な男。女性にも大いにもてるが、短慮直情な言動は味方もつくるが敵もつくる ――らしい。

いわば 現代版の坊ちゃん で、悪役となりがちな校長先生役は“二代目おいちゃん”こと 松村達雄 が演じている。


  昭和39年8月3日 (月曜) のテレビ欄 


翌年スタートの 『青春とはなんだ』 (こちらは石原慎太郎の原作)も「現代版坊っちゃん」と称されていたが、こちらはどんなテイストだったのか? 非常に興味深い。

こういった存在自体が埋もれがちな古いドラマこそ、無料BS放送 なんかで積極的に(再)して欲しいものだ。