成人映画広告シリーズ ~ 東映の 『成人映画㊙大会』 (昭和46年6月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和46年6月、東映名物の まんがまつり ではなく オトナまつりな、東映秘蔵の18禁旧作映画を3本集めての 『成人映画㊙大会』 の新聞広告。



「見たい! 喰べたい! 味見がしたい! 東映秘蔵 “噂” のズバリ・シーン」 のコピーとともに上映されたのは 『二匹の牝犬』 (昭和39年・渡邉祐介監督)、『謝国権「愛」より ㊙ 性と生活』 (昭和44年・鷹森立一監督)、そして東映異常性愛路線の第1作として語り継がれる 『徳川女系図』 (昭和43年・石井輝男監督)の3本だ。

まだビデオで映画を見直すことも、アダルトビデオなんて夢また夢だった時代に、旧作の成人映画を3本まとめて公開するという方式は、映画ファンにも単なるスケベにも歓迎されたのではないかと想像できる。

それにしても 「18才未満の方は絶対にごらんになれません」 という、やや強めな物言いのコピーが最高の引きとなっているあたりが確信犯的でいい。