昭和47年4月、文化放送販促部による シルビー・バルタン、 ミルバ&西郷輝彦、 はしだのりひことクライマックス と 杉田二郎、かまやつひろし による 渋谷公会堂 や新宿厚生年金会館 リサイタルの新聞広告。
シルビー・バルタンはともかく、現在からの視点だと、なぜに西郷輝彦がカンツォーネの女王と???と疑問を抱きがちだが、この頃の西郷輝彦はミルバとのリサイタルアルバムを発売するなど、歌手としてのイメージが強かった時期。翌年(昭和48年)からは花登筺原作のドラマ 『どてらい男(やつ)』 に主演し、主題歌も歌い、歌手兼俳優としてのイメージが強くなってくる。
親日家として知られるイタリア人歌手・ミルバだが、グァルティエロ・ヤコペッティ監督のモンド映画 『続・世界残酷物語』 の主題歌 『世界を愛して』 を歌唱していたことも忘れてはならない。
はしだのりひことクライマックスは前年に 『花嫁』 が大ヒットした直後で、杉田二郎もソロ活動を開始したばかりの頃。活動歴の長さと活動ジャンルの広さを誇るムッシュこと、かまやつひろしは吉田拓郎との『シンシア』 や 『我が良き友よ』 がヒットする前の時代。リサイタルでどんな楽曲を歌っていたのか?が気になる。