3・14 闘道館イベント『プロレス温故知新』は無事(?)に終了のココロ | 高木圭介のマニア道

高木圭介のマニア道

~浮世のひまつぶし~

この場でも何度か告知させていただいた ハワイの人間発電所 ことマハロ・カタヤマ氏プロデュースのイベント プロレス温故知新 が3月14日の午後4時から、社会全体を覆う自粛ムードに負けじと巣鴨の闘道館にて開催。果たしてお客さんは来てくれるのだろうか…。 

メインゲストである人間風車2世・鈴木秀樹選手と巣鴨駅改札で待ち合わせ → 駅前の喫茶店にて打ち合わせ…というか単なる雑談。外は雪が降ってきた。

鈴木選手はこれまで何度か闘道館イベントに出演経験あり。私は水道橋駅前にあった時代は何度かお邪魔したことはあるが、巣鴨移転後は初めて。闘道館の泉高志館長は、わざわざ地図まで送ってくれていたというのに、私は完全に道案内を鈴木選手に任せ、鈴木選手は私に押し付けてくるという無責任ぶり。早くもトークショーが思いやられる。

「駅を降りてすぐ」 「かなり目立つ看板なので、すぐに分かります」

と聞いていたので、かなりテキトーに歩き出し 「たぶん、あの建物だろう」 と到着したのは単なるラブホテルだった…。

 



駅前は駅前でも、違う方角では?…と、再びふりだしの巣鴨駅前から歩き始めると、助っ人参戦をお願いしてあった週刊プロレスの松川浩喜記者、そして鈴木選手と私が「プロレス学の師匠」と仰ぐ岡崎実央記者と出くわし、一緒に闘道館へと連れていってもらった次第。

 



こんな時期ではあるが、お客さんは30人以上も集まって下さり、鈴木選手も私も一安心。マハロ氏秘蔵の映像を観ながらのトークと質問コーナーでイベントは構成されていたが、闘道館に集まる通の皆さんからの質問は、安直かつ簡単には答えられないものばかりだ。

こういう事態に備えて、週プロの松川記者と岡崎記者に客席後方に アンチョコ係 としてスタンバイしてもらっていたのだが、松川記者はスマホ片手によそ見しているし、闘道館OGでもある岡崎師匠に至っては「お腹すいた…」という謎…ではなく、実に分かりやすい言葉を残して、とっとと帰ってしまう始末。

 



両司令塔に見捨てられた形となった鈴木選手と私は、必死に言葉を取り繕いつつ、なんとかこの温故知新イベントを乗り切ったのだった。

それにしても、あらためてプロレスとは突っ込みどころ満載で、その切り口によって、いくらでも話題が膨らんでしまう稀有なるジャンルだ。

多種多様なキャラクター、遺恨へと至る様々な物語が存在しているものだが、その時代背景や、教科書にはあまり記されることのない文化や流行を知らないと本当には理解できないことが多い。壇上で喋る立場にあってナンだが、ついつい無言で映像に見入ってしまうこともしばしばでした。

 



また、このような機会がありましたら、皆さん、ぜひお越しください。

しかし、闘道館って、単に店内をウロウロしつつ、見物しているだけでも相当に楽しい。まるで博物館だ。しかも全世界でもかなり珍しい類の。JR巣鴨駅のホームからも見える、実に分かりやすい場所にありますので、巣鴨にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!