TJMOOKより宇山卓栄さん監修『民族でわかるアジア史』が2024年5月20日(月)に発売されました。


弟の杜出版代表の青木康が編集をして、常井宏平さんと青木康が執筆協力をしました。


本書ではアジアのそれぞれの民族の系譜を解説しています。


人種はDNAなどの遺伝子的、生物的な特徴によって導き出されたカテゴリーです。


それに対して民族は、言語、文化、慣習などの社会的な特徴によって導き出されたカテゴリーです。


民族のルーツをたどるには遺伝子解析も有効であるそうです。





現在の教科書や資料集では縄文人と弥生人がいたと解説されています。


しかし、日本全国の縄文人骨の遺伝子を分析すると縄文人が共通の単一民族であったのではなく、北方系から南方系まで、すでに雑多な民族の混合型であることがわかってきているそうです。


縄文時代末期に北方系の渡来人がやってきたことは否定できませんが、急速的かつ大量なものではなく、日本の古代社会を根底から覆すようなものではなかったそうです。


本書ではアジアのそれぞれの民族を血統からその系譜を分析しています。


多くの民族は他民族と交流をして、混血から今の姿があるようです。


民族でわかるアジア史】

宇山卓栄監修