皆様おはようございます。

2018年12月2日(日)のNHK大河ドラマの西郷どんは第45回『西郷立つ』です。

明治維新は庶民に実力を持って立身出世できるという希望を持たせながらも士族たちが失業するという大変革の時代です。

士族たちは収入を失い、武士のプライドも傷つけられて明治政府への不満を爆発させます。

鹿児島では私学校の士族たちが政府の火薬庫を襲い、西郷隆盛は決断します。

血気に勝る士族の若者たちを西郷隆盛は抑えることができませんでした。

山口でも萩の乱が起きて吉田松陰の叔父の玉木文之進も反乱に加わり切腹をしています。

明治維新の立役者の薩摩と長州、廃藩置県後の鹿児島と山口で反乱が起きたことから身分制度がなくなる副作用は相当なものであったと思います。

しかし、身分制度をなくし、四民平等にすることは通らなければならなかった道であり、そのためには上から強制的に進めるのではなく、板垣退助らが求めたように国会を開設して議論をすることが大事でした。

上から強制的に進めたのでは江戸時代と何も変わっていなかったと思います。

士族たちも自分たちの意見を述べる機会があれば、不満も和らいだと思います。

そして、そのことにより大久保利通が暗殺されたことも悲劇です。