皆様おはようございます。

2018年8月12日(日)のNHK大河ドラマの西郷どんの第30回『怪人 岩倉具視』を視聴し終えました。

笑福亭鶴瓶さんが演じた岩倉具視は、普段テレビで見る鶴瓶さんのままであるかのように見えました。

違うところと言えば一人称に麿(まろ)を使ったことぐらいだと感じました。

将軍の徳川家茂と和宮の婚姻を実現し、公武合体を進めて孝明天皇の信任が厚かった岩倉具視はなぜか都を追われて、岩倉村に蟄居していました。

禁門の変で長州藩士らの尊王攘夷派が都から追い払われ、岩倉具視も幕府に危険人物として扱われたためです。

岩倉具視も蟄居が長く続いたため、孝明天皇の御心を疑い始めます。

しかし、薩長同盟の策も秘めていました。

島津斉彬も幕府を動かして日本を欧米列強から守ろうとしていましたが、時代の流れから幕府では日本を守れないと岩倉具視や西郷隆盛は考えて倒幕を志すようになっていました。

今回は失望し自信を失っていた岩倉具視が自信を取り戻し、再び倒幕を志す回であったと思います。

薩長同盟の策を実現することが倒幕に最も近いことはわかっていましたが、桂小五郎ら長州藩が禁門の変で薩摩藩に恨みを持っていたことがボトルネックでした。

政治は人と人とのつき合いですからどうしても感情を無視することはできません。

その感情を解きほぐしたのが坂本龍馬でしょう。