252年5月21日(神鳳元年4月26日)に三国志の呉の皇帝の孫権が亡くなりました。
古代の中国では英雄は普通の人とは違い、変わった身体をしているとされています。
様々な英雄も古典でそのように描かれています。
例えば、三国志の蜀の皇帝の劉備は、耳が自分で見られるほど大きく、手が長かったとされています。
呉の皇帝の孫権も貴相で、あごが張って、口が大きく、瞳にはキラキラとした光があったと言われてます。
漢の劉琬は 「自分が孫氏の兄弟を観たところ、孫権だけは形貌は奇偉で骨体は世のつねの人ではなく、大貴人の趣きがある。また天寿も最も長いだろう」と述べたそうです。
孫権の人格は度量が広く朗らか、優しいだけでなく決断力がある性格、男気を好み、国士を求めたそうです。
また、言動がおどけていて、無茶苦茶な冗談を飛ばしてからかう性格であったとも言われています。
呉を強国にした人物にふさわしい人格です。
リーダーはまず決断力がなければなりません。
自分自身が決断せず人の意見に左右されてはなりません。
しかし、決断する前に周りの賢人の意見を傾聴する人格もなければなりません。
そのためには賢人が意見を言いやすい人格でなければならず、おどけるのもそのための合理性に適っています。
片意地を張っていては賢人ではなくても誰も意見をしてくれなくなります。
そのことは組織を崩壊させる原因にもなります。
たとえつまらない意見と思っても、感謝をすれば周囲は意見を次から次へと出してくれるようになります。
歴史から人間関係や組織を学ぶことは多いです。
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