835年4月22日(承和2年3月21日)に日本の仏教の真言宗の開祖の空海が亡くなりました。

弘法大師という921年の醍醐天皇からの諡号で知られています。

真言宗の開祖です。

幼名は佐伯 眞魚(さえき の まお)でした。

日本の天台宗の開祖の伝教大師の最澄と共に、日本の仏教の大勢が、奈良の仏教から平安の仏教へと、転換していく時のリーダーでした。

そして、中国から真言密教をもたらしました。

最澄が秀才ならば空海は天才肌とも言われます。

真言密教と言われますが、顕教はお釈迦様が悟りを開いた後の教えであり、密教は、どのようにお釈迦様が悟りを開いたかの教えです。

能書家としても知られ、嵯峨天皇と橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられています。

四国で修行もしたため今でもお遍路さんで知られる八十八ヶ所はすべて真言宗のお寺です。

土佐国(高知県)の室戸岬の御厨人窟で修行をしているとき、口に明星(虚空蔵菩薩の化身)が飛び込んできたと言われています。

このとき空海は悟りを開いたといわれ、当時の御厨人窟は海岸線が今よりも上にあり、洞窟の中で空海が目にしていたのは空と海だけであったため、空海と名乗ったと伝わっています。

仏教の悟りは超人的な力を持つことではありません。

悟りはどんな時も穏やかな心を持つことですが、言葉でわかっていても実際にそれを行うことは難しいです。

そして実際に行わなければ悟りとは言いません。

何不自由ない生活の人には必要がないものかもしれません。

しかし、世間の荒波の中で夜叉の心を持った人こそ穏やかな心が必要です。

また、他人の心も穏やかにすることが大乗仏教でもあります。

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