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皆様おはようございます。

2017年1月8日(日)のNHK大河ドラマのおんな城主直虎を視聴し終えました。

タイトルは『井伊谷の少女』

井伊家の初代井伊共保は、平安時代の元旦に井戸のそばに捨て子にされていたのを遠江守の藤原共資が拾い、養子にしたと伝えられています。

容姿端麗で聡明な人物であったそうです。

元旦に拾われたというのがいかにも創作であるかのようです。

初回はのちに井伊直虎を名乗るとされるおとわと井伊直親を名乗る亀之丞と小野政次を名乗る鶴丸の幼い時の話です。

亀と鶴で正月から縁起が良いです。

そしておとわを助ける影のものとして龍宮小僧という神様の創作があります。

亀之丞は跡取りのいない井伊直盛に娘のおとわと婚約させられて後継にされます。

しかし、亀之丞の父の井伊直満は、今川義元の支配下の中で北条氏康と通じていたため、駿府に呼び出されて斬首されます。

春風亭昇太さんが演じる今川義元は、化粧をして公家の格好をしながらも無表情であり、抜け目のない感じを出しています。

今川義元は、のちに大軍を率いて上洛を目指しますが、劣勢の織田信長に桶狭間の戦いで敗れたため、愚将の印象を後世に与えていますが、実は抜け目のない名将でした。

おんな城主直虎では、駿河、遠江、三河の大国を治めるために利口でそうとう意地悪な役を演じそうです。

『憎まれっ子世に憚る』といいますが、歴史上で政治でも商売でもただのお人好しは出世していません。

戦ではいかに相手に意地悪をするかで勝敗が決まります。

その意地悪をもっともらしく言うと戦略といいます。

意地悪な人物賢い人物と言いかえていたりします。

英語のcleverという単語にはただ賢いという意味だけでなく、ずる賢いという意味が含まれています。

そして、性格の悪い意地悪な人物がむしろ他人を出しぬき世を治めてきました。

人と手を組むのも他人のためではなく自分のためであり、そのための調略です。

同盟や調略をもっともらしく言うと助け合いという言葉になります。

今川義元は、その性格の悪い意地悪な人物であるようです。