1923年12月27日にパリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルが亡くなりました。

フランス革命は1789年に起きました。

それから1887年から1889年にかけて、革命百周年記念とパリ万博博覧会のモニュメントとして、鉄骨による巨大な塔であるエッフェル塔をシャン・ド・マルス公園の北端のセーヌ河畔に建設します。

そして1889年3月に竣工します。

完成当時は賛否両論がありましたが、現代ではパリを代表する観光名所となっています。

作家のモーパッサンは、その鉄のデザインを嫌いました。

そしてエッフェル塔にあるレストランを利用して「パリでエッフェル塔が見えないのはここだけだ。」と述べたそうです。

エッフェル塔の新しさとは装飾のない構造美でした。

その装飾のない美しさというのが、当時の一部の文化人には受け入れがたいものでした。

鉄の塔であるエッフェル塔にはプラント工場のような装飾などの無駄がない機能美や構造美があります。

エッフェル塔の建設当時は様々な評価がありましたが、その機能美や構造美が現代のエッフェル塔の評価です。

エッフェル塔の強風に対する構造としては鉄格子の補強材を使用せず、四本の梁にがアーチにそって立ち上がり、最後に一点で交わるといった力学的構造となっています。

アーチは古代ローマから使われている構造で、橋や水道橋などで使い、その構造は強い強度になります。

卵の形もそのようになっており、薄い殻でもわれにくい形です。