女性の経済学者でノーベル経済学賞の候補にもなりました。
経済学の主流は投資と貯蓄の均衡理論です。
しかし、ジョーン・ロビンソンは投資と貯蓄が不均衡である動学を考えました。
そして実際の経済は常に投資と貯蓄が不均衡であり、変化があるものです。
企業家や投資家が利益をため込むことにより、総需要が不足するという考えでした。
それは資本家や利益を否定する社会主義にも通じるものがあります。
しかし、実際の経済はため込んだ貯蓄を新たな事業に投資するというダイナミックな経済活動があります。
その時に貯蓄よりも投資が多くなり経済成長をします。
投資が貯蓄を上回るという不均衡もあります。
投資が貯蓄を上回る時に総需要は増え、貯蓄が投資を上回る時に総需要は減ります。
総需要に合わせて総供給が調整されると考えるならば経済成長を予測することができます。