1754年8月23日にフランス革命の犠牲になったフランス国王ルイ16世が生まれました。

人権派の国王であり、拷問を禁じる王令を出しています。

また、イギリスとの対立からアメリカ独立戦争で独立派を援助しています。

中学の歴史で出やすい問題は清教徒革命、名誉革命、アメリカ独立戦争、フランス革命が起きた順序を並べるものです。

ルイ16世が独立派を援助したことを覚えておけば、フランス革命よりもアメリカ独立戦争のほうが先だとわかります。

また、フランス革命は1789年に起きています。

7・8・9のちょうど良い順序を覚えておけば覚えられます。

フランスの群衆がパンがないと暴動を起こした時に妻のマリーアントワネットが「パンがなければケーキを食べればいい」と言ったというのは後世の作り話です。

実際はマリーアントワネットは子供思いの優しい方であったと言われています。

フランス革命でルイ16世は幽閉されると国外に逃げようとしますが捕らえられてしまいます。

フランス国内に出回っていた貨幣にルイ16世の肖像が描かれていて、誰でもその顔がわかっていたためでした。

そして1793年1月21日にロベスピエール率いるジャコバン派により議会の議決多数で処刑されています。

38歳でした。

ロベスピエール率いるジャコバン派の政治は民衆を扇動した恐怖政治でした。

歴史を学べば、政治は心優しい人格者が生き残ったり尊敬されたりするわけではないことがわかります。

むしろ歴史を見れば、ずる賢く力を握って離さない人が政治家として尊敬され、その権力を使って他国から国を守っています。

「君主論」で中世のフィレンツェの政治学者のマキャベリが考えた主題でもありました。