1857年7月30日に経済学者のソースティン・ヴェブレンが生まれました。

通常の商品はワルラス、メンガー、ジョボンズが示した限界革命のように、価格が上がれば需要が減り、価格が下がれば需要が増えます。

しかし、ヴェブレンは著書の『有閑階級の理論』でユニークな考えを示します。

富裕層で名誉や見せびらかしのためにより高いものを買う傾向もあるというものです。

通常の商品とは違い、高ければ高いほど需要が増えるものを現代の経済学でヴェブレン財と言っています。

物の価値というのは不思議で他人が求めるから自分も求めて高値がついたりします。

安土桃山時代には千利休がガラクタだと思われていた茶道具に価値をつけると大名たちは高値で買い求めたそうです。

本物を見極める眼は貴重ですし、物の値段はつけ方次第でもあります。

人はよく高い値段がついているから良いものだと思ったりします。