社会学者であり、政治学者でもあるマックス・ヴェーバーの代表作に『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』があります。

マックス・ヴェーバーはドイツ国内のカトリック教徒とプロテスタントの分布を調べました。

キリスト教はプロテスタントとカトリックがあります。

プロテスタントは聖書自体を拠り所にして、カトリックはローマ法王を中心としたものです。

ルターらの宗教改革によってプロテスタントが生まれました。

マックス・ヴェーバーは、ドイツ国内の貧富の地域の分布も調べました。

そして、ドイツ国内ではプロテスタントの多い地域が豊かな傾向があり、カトリックの多い地域は貧しい傾向がある統計が取れました。

カトリックではお金を貯めることをよく思わない倫理がありました。

しかし、プロテスタントがカトリックと違った点は、お金を稼いで貯蓄をして、貯めたお金を次の仕事に投資をするという倫理があったことです。

マックス・ヴェーバーは、その次の仕事に投資をするという倫理が資本主義の精神だと結論を出しました。

自らに投資をして新しい道を切り開くというのが資本主義の精神です。






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