たった一度の地球への転生。

私を助ける為だけに。
かなり勇気が必要だったのでは?

宇宙からわざわざやって来てくれた娘は、全く異なる性格を持ち合わせている。
まるで頑なになった私の思考を、まともな思考へ誘うように計画されたかのようだ。
ま、そのつもりで来てくれたんだろう。
そんな娘も一児の母。
昔から娘と一緒にいると
様々な不思議な現象がおこる。
びっくりするほど、私にも起こる不思議な現象。しかし娘と離れていると起きない。
昨夜は、こんな事があったらしい。
娘は、自分の生まれたばかりの我が子と、和室の襖を開けたまま寝ていると、黒い足だけが、開いた襖の向こうをペタペタと往復するのが見えたらしい。
ギョッとして見ていると、なんと黒い足は襖の向こうから、こちらの部屋に入ってきたという。
そして娘の後ろ側にまわってきて
「なぁなぁ、聞こえてんねやろ?」と関西弁で話しかけてきた。
‥ちゃんと理解できる言語にあわせてるやんww
中々オモロイ
「そっちの人は、聞こえてないんよ。でも、自分聞こえてんやろ?」と、関西弁で他の誰かと比較して聞いてくるらしい。
少し怖くなって質問に返答するか迷っていると、ちゃんと起きていたと思っていた娘は、ハッと現実に引き戻された。
夢のような現実のような変性意識状態。
因みに黒い足は、カンガルーの様な形の足で、真っ黒だったそうだ。

こんな具合にいつも不思議な現象が発生する。
窓も開けず風も入ってこない部屋で、急に観葉植物の枝が一本だけ、ユッサユッサと意味ありげに動いたり、葉っぱが一枚ヒラヒラ落ちた後、虫の様にウニウニはってあるいたり。
二階の踊り場に真っ白な半透明の犬がちょこちょこと現れたり。
娘と一緒にリビングでテレビを見ていた時、隣の部屋を黒い蔭がユラっと動いたので目線をそちらへ動かすと、娘も同じタイミングで目線をそちらに合わせている。互いに、「今、なんか動いたよな?」と、何かを見たり。
娘の友達が泊まりに来た時は、寝ている時に誰かが友達の足を触ってきたらしい。その子は、二度と泊まりに来なくなったが ( ゚д゚)ありゃま〜
私から離れて生活している時は、不思議な現象は起こらない。しかし、一緒に生活している時は多発する。
私を助ける為だけに転生してきただけあって、宇宙人である娘は面白い存在だと思う。
私を助けようと思うほど、私は三次元の世界に疲弊しきって、地球の転生中毒に陥っていたのだろう。
そろそろ転生も身のあるものにして、最終章にする時が来たのかもしれぬ。