さきだです。

今日のお客様

熊野筆を作られている。


最近は所々で機械を使う筆が
多いなか、全て手作りの職人さん。

機械と手作りの違いは?


まず、毛!

筆作りって、用意された毛を
筆の軸(持つところ)に付けるだけかと
思っていた…


が、なんと毛をしっぽから剥がす所から!

鹿、馬、豚、イノシシ、イタチなどの
しっぽを腐らせて、手ではがす。

途中で切れたら質が悪くなるので

毛穴から抜くように剥がすそう。

その後の処理も色々大変。

茹でたり、揉んだり、まとめたり…


それが全部済んでそこから筆作りだそう。


けれど機械で毛を処理する時は

毛を途中で切るし、揉むのも機械で揉んだら

毛の圧が全然違うらしいです。



そして、軸に毛を結ぶ作業も

力が凄くいるそう。


昔は出来上がるのが楽しみで

楽しくて楽しくてやっていたけど

今は体力がついて行かないと。



ただ、今はそうやって作る人が

少ないからそもそも違いが解る人も

少ない。


また、中国から毛も入りにくくなっているので

ナイロンを使ったりするけれど

本物を知っている職人さんが作った筆と

知らなくて作った人では同じ材料を使って

作っても違うので、彼女に依頼がくるそう。


作り方も工場だと分業で作るとも

言われてました。


日本の伝統工芸がどんどん

廃れていく。


後継者も少ないし

本物を知る人も少なくなっている。



反面、海外からくる観光客の

特集をテレビで見た。


なんと、日本の伝統工芸や文化体験ツアーが

人気らしい。


陶芸、割れた陶器の金継ぎ

武術体験、アニメの制作体験…


観光もだけど体験ツアーが人気って

嬉しいな。


日本を知りたいって事でしょ😊


もしかして、今の日本の良さを知っているのは

日本人よりも、日本大好きの外国人の方かも

知れませんね。


ならば、日本の仏教も知って欲しいな。


逆視道。

今の辛い出来事は逆から見れば、

有難い出来事かもしれませんよ。