日時: 2022年8月13日(土)14:00
場所: ミューザ川崎シンフォニーホール
曲目: エニグマ変奏曲、アルプス交響曲
指揮: 和田一樹
この演奏会とTBSK(手羽先?)オーケストラ(夜公演@ティアラこうとう)とどちらに行くか、或いは頑張って両方行ってしまうか、かなり迷ったけれども結局は台風接近で否応なく夜は断念。でもTwitterには「こう行けば両方行けるよ。」との時刻表付き投稿もあったくらいだから、実行した人も居るのだろう。
演奏団体は自らを「アマチュア」と名乗っているけれど高レベルの演奏だった。おかげで苦手にしているエニグマの曲の姿がこれまでよりくっきりと見えた。それでもこの曲はまだまだ聴くための勉強が(私の中で)足りていないらしく、曲に浸るまでは行けなかった。
アルプスの方も大変レベルの高い演奏で充分堪能。とてもダイナミックで鮮明な4K映像を見ているように感心する。頻繁に演奏される曲ではないから、こういう立派な演奏で聴けたことに大いに感謝。だが、R.Straussって大好きかと問われればそれ程でも~と、普段から持っている印象が変わることは無かった。
さて、演奏を聴きながら思い付いたことがあるので書き留めておく。この2曲のように長大かつ各章に表題が付けられている曲だと、その章の表題をスクリーンに表示してくれたら、或いは寄席のように捲り札を立ててくれたら、多少は曲をより楽しく鑑賞できるのではないだろうか、という点である。昔どこかの演奏会で見た覚えがあるのだが定かではない。(或いはオペラ公演での字幕表示の記憶が変質して、見たことあるような気になってるのかもしれない。) 好きで繰り返し聴いている曲、しかも繰り返し解説に目を通している曲であれば表題を持つ章に対する作曲家の意図を頭に入れることが可能だろうけど、そうでなければ休憩時間にプログラムの解説をざっと目を通す程度。それで頭に入るのは簡略化された粗筋であり、エニグマ変奏曲であれば、各章はエルガーが標的にした関係深い人たちのイニシャルだという情報、アルプス交響曲であれば、早朝に山登りを開始し、登頂し、嵐に襲われながら下山するという程度のストーリーだけなのである。自分の部屋で解説を見ながら音楽を流す、というようには行かないのである。長大な曲の演奏中、自分はそのストーリーのどの部分に居るのか分からなくて途方に暮れていると、激しい嵐はすぐ分かって「あっ、もうじき終わるな」と思う程度なのである。字幕があったら詳細を憶える必要がなくなると思うのだが如何だろうか。