Symphonique Ensemble Bouquetによるオールシベリウスプログラム。
日時: 2020年1月25日(土)
場所: ティアラこうとう
指揮: 松元宏康
独奏: 高宮城凌
曲目: 組曲「ペレアスとメリザンド」より抜粋、ヴァイオリン協奏曲、悲しきワルツ、交響曲3
組曲からの抜粋は各曲をどういう位置づけで抜粋したのか分からなくてぼんやり聴き終えたが、考えてみたら元々シベリウスの良さを十分分かっていない私であるからそれ相応の感想だったのだろう。しかし初めの音が鳴り始めた時から響きが良くて、これは凄く上手な楽団だと感じた。全体的に音程が良くないとこうは鳴らないはず。割りと小さな編成なのに低音が豊かで充実していた。
ヴァイオリン協奏曲は聴いていると、どうやらソリストはノンヴィヴラートで弾いていたようだった。耳が慣れるまで変な感じがしたけれど、特に後半はとても引き込まれる演奏だった。私がこの日一番感銘を受けたのはこの演奏でした。それにしてもオケは現代奏法、ソロはノンヴィヴラートとは!? 素人なので、この曲のソロはノンヴィヴラートで弾く、と作曲家が指定したのかしらん、と少々混乱した。ソリスト・アンコールは協奏曲に輪を掛けたアクロバティックな曲だった。これの曲名を聞いてから帰れば良かった、と今後悔している。
交響曲3は、これをやるから聴きに行きたいと思った曲。今度こそ集中して聴き、良さを発見して楽しみたいものだと張り切った。すると、ここ数年聴く機会が増えたこともあり、以前よりは楽しめるようになっていた。それでも途中うつらうつら。終楽章の「さあ盛り上がって終わりますよ。」と見え見えに曲の表情が変わる部分になって「このままじゃいかん!」と目を覚まし、いつもより多少長く楽しんで聴き終えた。まだ出来て間もない楽団であるためか、楽器間のバランスがまだ取れてないのかもしれない。森のざわめきを思わせるような弦の囁きが管楽器群に消されていたような気がする。