一か月以上も前に聴いた演奏会。とても好感の持てる演奏会だった。
細かいところはかなり忘れているので、思い出す限りでの感想です。
自分のブログを検索してみたら、このオケを聴くのはもうこれで三回目であり、その度に良い気持ちになって会場を出ていたのだった。
日時: 2019年3月9日(土)13:30
指揮: 佐野智彦
ピアノ独奏: 中山大地
演目: モーツアルトピアノ協奏曲27、ハイドン協奏交響曲&太鼓連打
会場は国立オリンピック記念青少年総合センターとあり、学生時代の合唱団で演奏会前の強化練習をしたことのある場所だった。あの場所にコンサートホールなどあったのかな、と半ば首を傾げつつ、場所の割りに交通の便が悪い青少年総合センターに到着。敷地に入ると「ああ、こんな感じの場所だったな。」と感じたものの、敷地内の建物はとっくに立て直されておりピッカピカ。当時のくすんだ印象は全く無かった。演奏会場も然り。こじんまりながらも機能的で感じが良かった。演奏会前のプリコンサートで弦楽四重奏が奏でられ、その演奏者の背景には緑の葉が揺れ、解放感を醸し出していた。その上演奏の音程もかなり良くて、これまでに聴いてきたプリコンサートのうちでは出色の出来であり、これだと本番の合奏はどんなに素敵だろうかと楽しみになった。
モーツアルトピアノ協奏曲の演奏は堅実な演奏の独奏者で安心して楽しめた。それにしても伴奏のオケが生き生きしており、目が覚める思いで最後まで楽しんだ。やはりこのオケは大好き。
ハイドンの協奏交響曲は何回かFM放送で聴いたことがある程度。独奏者はオケのメンバーから出ていた。楽器それぞれの響き方が全然違うのに掛け合いで独奏部を繋いでいくのは無理なのではないか、という感想を持った。鋭い響きで音源が極めて特定しやすいオーボエとポワーンと音が広がるファゴット、それと音域が大きく異なるヴァイオリンとチェロ。この二組の掛け合いが多いという印象であり、この組み合わせでは低い音を出す方の楽器が実際の場所より3~5m後ろで鳴っているように感じられた。これは作曲家の計算違い?
「太鼓連打」では固いバチによるバロックティンパニーだったように記憶しているのだが、のっけからいとも簡単に引き込まれてしまい、クライマックスでは体が無意識に動き出すような、まさに有頂天になって踊り出すような感覚で楽しませていただいた。こんな楽しいハイドンを聴いたのは初めて。とてもとても嬉しかった。
次回は6月30日にベートーベンの2と7を演奏予定という。都合が合えば是非とも聴きに行きたい。今回も含め驚くほど聴衆が少ないのが不思議な、その度に「もったいない」と思う楽団であるから、次回こそもっと盛大な拍手に包まれるところに居合わせたいと思う。