Project B 2018を聴いて | takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

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音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

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日曜に第一生命ホールで聴いた演奏会。

今回も曲目に惹かれてこのコンサートを選んだ。

プログラムを読むと、この楽団は2015年に「アマチュアオーケストラに乾杯」という本を上梓したアマチュアコントラバス奏者・指揮者が主宰するアマオケであり、さまざまなアマオケからメンバーが集まって2013年から年一回のペースで演奏会を開いてきている。これまで演奏してきたBはベートーベンばかりであり、序曲、交響曲、ピアノ協奏曲を取り上げてきた。前回でピアノ協奏曲を一通り演奏し終えたので、今回は初めてブラームス(ピアノ協1番)が取り上げられたとのこと。

 

達者なアマチュア奏者が集まっていて、しかも弦が厚く、充実した響きを聴かせていただいた。

 

曲は最初がプロメテウスの創造物序曲。これがこの日一番充実していたように聞こえた。短いながらも緊張感に溢れ、強く引き込まれた。

 

二曲目はベートーベン交響曲第2番。こちらは弱い音で演奏すべきところが十分弱く演奏されなかったためと思うが、表現が一本調子に聞こえた。

 

最後のブラームス、ピアノ協奏曲第1番は実演を聴くのが初めての曲だったが、如何にも大変な曲だ、ということが良く分かった。強く演奏するオーケストラに負けずに強音を発するには、どこかで聴いたことがあるような言い方だが、コンクリートを叩きつけるような音を出すピアニストが必要なのかなと思った。この日はそうでなかったから、ピアノはオケに隠れがちになった。殆どのピアニストはコンクリートでないだろうから、オケの方が何とか工夫しなければいけないのではないだろうか。しかし難しそうだ。

 

他でもアマオケの演奏会で良く演奏されるブラームスだが、今回を含めてまだいいなと思ったことがない。もっと演奏の難しそうに思えるマーラーやブルックナーの方がアマオケには向いているのだろうか。