フロイデ・シンフォニー・オーケストラを聴いて | takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

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音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

本ブログの無断転載はお断り致します。

かなり前になったが、標記オーケストラの第45回定期演奏会を聴きにサンパール荒川に行ってきた。全く初めて行く演奏会場であり、千代田線町屋駅から都電荒川線沿いに15分ほど歩いて到着。

一曲目のブルックナーの序曲ト短調は習作とは言ってもブルックナーらしからぬ曲であることに違いはなく、楽しめずに終了。

二番目にはローエングリンから数曲が抜粋されて演奏された。第三幕への前奏曲、婚礼の合唱と続くといかにも「いいとこ取り」的に感じられた。ローエングリンって一度全部を観たことがあるけれど、こういう親しみやすい部分はありながらも、全体としては地味な作品だったような記憶がある。そして最後に終幕のクライマックス部分と思われるところが比較的長時間演奏されて終わった。この曲は重めであり、このステージのバランスを悪くしていたようだった。

 

そうは言ってもしっかりとした演奏であり、最後のブルックナー4番はどうなるのかとワクワクした。

 

それなのに4番が始まってしばらくの間演奏に乗れなくて、もしかすると終わるまで我慢の演奏会になるのか、と心配になった。これは第二楽章が始まるとすぐに演奏に引き込まれて最後まで堪能できたのだから杞憂だったのだが、どうしてそれまで演奏に引き込まれなかったのか、がいつになっても自分で理解できず、感想も書けなかったのである。

 

これは今になっても分かっていない。恐らく会場の音響が比較的デッドであったことが原因だろう。しかし私自身に問題があって演奏に集中できなかったのかもしれない。

 

しかし、普通であればブルックナー4番をやるのであれば一曲だけ、或いは軽い序曲を組み合わせる程度であるのに、かなり重い二曲を組んだ自信は普通ではない。プログラムにはこのことに付いて「安心してください。フロイデですよ。」と書いてあった。結果はそれを裏切らぬものであったのだからお見事だ。

 

最後にプログラムのブルックナー4番の解説の最後に書かれていた「ホルン子」さんの呼びかけを紹介したい。

「みんな、さぞかし目立つ金管は楽しいのだろうと思っているようですが、きついです。美しく壮大な音楽はきついです。頑張ってます。どうか、、、応援してください。。」

 

プロの楽団員であれば決して口にしないであろうこういう言葉が出てくるのって、アマチュアならではなのだろうし、聴衆として音楽に参加させてもらっている私としては、とてもありがたい招き入れに感じられた。もちろん私はアマオケを聴くとき、いつでも応援しながら聴いている。