初夏のソウル・奨忠洞を歩く
マチノアルキの2回目です。

1回目はこちら↓
国立劇場を出て通りを渡ると、
そこが次の目的地。
あっという間に到着しました!
자유센터
自由センター
場所はこちら
1963年、当時の朴正煕大統領の命で作られた
アジア反共連盟と国民からの募金で作られた施設。
入口には한국자유총연맹(韓国自由総連盟)と
書かれています。
後から調べてみたらこの団体は、
反共主義に基づく教育や諸活動を行う
韓国の代表的な右翼団体。
こちらはその団体の本拠地なんだそうです。
そう聞くとちょっと怖そうな雰囲気ですが(^^;
現在は施設の大半が
J-GRAN HOUSEという
ウエディングホール
として使用されているそうです!
反共勢力の本拠地ということだけあって、
初代大統領の李承晩(イ・スンマン)の銅像もありました。
奥の方には、
勝共館というこれまたスゴイ名前の建物・・・
もともとは国際会議場として使用されていたのでしょうか。
もともとは国際会議場として使用されていたのでしょうか。
こちらも現在は
ZEXY GARDEN
というお洒落な名前に変わっているみたいです。
中の様子までは分かりませんでしたが、
J-GRAN HOUSEのホームページを見てみたら
広い建屋を使った開放感のある
素敵な空間に変身しているようです!
さて、
メインの建物の方に行ってみます。
そのまま突っ切って・・・
建物の裏側に出てきました。
扉が無くて・・・
冬は大変なんじゃないのか?
と心配になりますけど・・・
こちらの建物を設計したのは、
金寿根(キム・スグン)という方。
建物の裏側のはずですが、
こちらの方がインパクトがあります。
世界的建築家のル・コルビジェが設計した
インドのチャンディーガルの立法議会を
こんな池を望む場所に建てられていれば良かったのでしょうが・・・
残念ながら目の前は駐車場(> <)
天をつく屋根は「自由主義の発展」
柱は「北に向かう軍靴」
という
朴正煕政権の政治的なメッセージが込められているそうで
当時の歴史を今に伝える貴重な建物のようです。
さて、自由センターの隣には、
訪れる外国の貴賓のために
「タワーホテル」
というホテルが建てられたのですが、
現在は、改装されて
バンヤンツリー クラブ&スパという
特1級のホテルになっています。
韓国戦争に参戦した16か国と
韓国を含めた17ヵ国を象徴する
17階建て。
会議室などを備えた
「ハッピーホール」
という建物が隣接していて、
これらも全て自由センターと同様に
金寿根さんが設計されたそうです。
(タワーホテルの時代の写真。お借りしました)
1970年代に入ると、
漢江の汚染に伴って遊泳が禁止されてきたこともあって
ソウルのあちこちのホテルに併設されたプールを
市民が利用するようになったそうです。
タワーホテルのプールも大盛況だったようです。
(当時の新聞広告。お借りしました)
当時のジャジャン麺が150wonくらいだったそうなので(→こちら)
そこそこのお値段だったようですが、
多くの人が押し寄せたみたいで・・・
(1972年の様子。国家記録院の記録より)
まさに芋洗い状態!
水が全く見えませんね笑
今では最高級ホテルとなって、
リゾートホテルのようなプールに変身したようで、
(ホームページからお借りしました)
ホテルでバカンスを楽しむ
「ホカンス族」で賑わっていることでしょう
(↑行ったことないので想像ですけどね)政治・外交の舞台だった場所が、
結婚式場やリゾートへと変身しているとは驚きでしたが
これも時代の流れなのでしょうね。
次の目的地へ移動します!
(続く)
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