「エイラク」、おもしろかったですね!中国本土の俳優女優陣のレベルの高さとテレビ放送制作人のレベルの高さを証明したと思います。ただ前回でも触れましたが、「延禧攻略(エイラクの中国原題名)」は現在は中国共産党の検閲に抵触したため中国本土では再放送されていません。そこが「中国の不自由さ」なんでしょう。

 

 

 最近発見したのですが、Youtubeでも「延禧攻略(エイラク)」を全編見ることができます。残念ながら日本語字幕版はありませんが、大変きれいな映像で見られます。中国語が理解できる人はもちろん、中国語が理解できない私でも楽しめます。最終回の70話を表示しておきますので、興味のある方は「延禧攻略 1| Story of Yanxi Palace1」から探して再生してみてください。

 

 

 「延禧攻略(エイラク)」は史実に基づいたフィクションですが、中国河北省にある「清東陵」には清の歴代皇帝の陵墓があり、乾隆帝や孝儀皇后(エイラクのモデル)の墓所もありました。しかし1928年、中国人(漢人)の軍閥・孫殿英の軍隊によって盗掘され、破壊・略奪されてしまったそうです(東陵事件)。一説によると孝儀皇后の遺体は「あたかも生きているような」美しさだったとか。富察傅恒が命を犠牲にして摘み取った「聖心草」のおかげだったのかもしれませんね。