Memo 6 生ビールの「生」って何だ? | お酒を紹介! ~TAKAの今夜の一杯~

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こんばんは^^/ タカです.

今夜のメモでは,生ビールの「生」に焦点を当てたいと思います.


生ビールの定義は国によって異なります.


全ての国について説明するのは正直面倒なので,今回は日本における生ビールについてお話します.


日本では,火入れと呼ばれる熱処理を施していないビールが生ビールと呼ばれます.


1870年ころ,日本でビールの醸造が開始されましたが,当時は冷蔵庫が普及していなかったため,


火入れによる殺菌をしてからビールを出荷していました.


火入れにより,殺菌だでなく,酵母の活動が沈静化するため,容器(缶,瓶,樽)内醗酵が抑えられ,


工場で管理された味を一定に保つことができます.


ただし,火入れによりビール本来の味が損なわれるとされ,


昔はビール工場付近のビアホールで提供された樽だしビールが生ビールとして提供されていました.


その後,技術の発達により,無菌状態での容器(缶,瓶,樽)の密封や酵母の精密ろ過が可能になり,


熱処理をすることなく酵母や雑菌が除去された生ビールが販売されるようになりました.


なお,今では火入れ技術も発達し,味の劣化はほとんどないようです.


このような背景があり,昔は樽出しビールのみが生ビールと呼ばれていましたが,


現在では缶でも瓶でも生ビールが販売されています.


あえて酵母を残した無ろ過の生ビールも販売されています.


飲み比べてみるのも楽しいと思います.


次回もお楽しみに☆-( ^-゚)v