こんばんは^^/ タカです.
今夜のメモでは,生ビールの「生」に焦点を当てたいと思います.
生ビールの定義は国によって異なります.
全ての国について説明するのは正直面倒なので,今回は日本における生ビールについてお話します.
日本では,火入れと呼ばれる熱処理を施していないビールが生ビールと呼ばれます.
1870年ころ,日本でビールの醸造が開始されましたが,当時は冷蔵庫が普及していなかったため,
火入れによる殺菌をしてからビールを出荷していました.
火入れにより,殺菌だでなく,酵母の活動が沈静化するため,容器(缶,瓶,樽)内醗酵が抑えられ,
工場で管理された味を一定に保つことができます.
ただし,火入れによりビール本来の味が損なわれるとされ,
昔はビール工場付近のビアホールで提供された樽だしビールが生ビールとして提供されていました.
その後,技術の発達により,無菌状態での容器(缶,瓶,樽)の密封や酵母の精密ろ過が可能になり,
熱処理をすることなく酵母や雑菌が除去された生ビールが販売されるようになりました.
なお,今では火入れ技術も発達し,味の劣化はほとんどないようです.
このような背景があり,昔は樽出しビールのみが生ビールと呼ばれていましたが,
現在では缶でも瓶でも生ビールが販売されています.
あえて酵母を残した無ろ過の生ビールも販売されています.
飲み比べてみるのも楽しいと思います.
次回もお楽しみに☆-( ^-゚)v