こんばんは^^/ タカです.
今夜のメモは,ラガーについてです.
ビールの世界でラガーとは,下面発酵ビールを指します.
低温下でも活動する酵母にドイツの醸造師たちが気づき,
最終的に発酵槽の下面に酵母が沈み込みことから,この発酵は下面発酵と呼ばれます.
そして,低温下で比較的時間をかけてゆっくり熟成させながら発酵することから,ラガー(貯蔵)と呼ばれます.
低温発酵なのでモルトの風味が抑えられ,ホップの苦味が際立ちやすくなります.
故に,代表的なスタイルの味は,エールに比べるとライトで切れの良い苦味を特徴としています.
そして,ラガーには品質の安定性と保存性の高さ,大量生産向きという利点があります.
これらの利点から,ラガーは冷蔵技術の発達に伴って世界中に広まりました.
しかし,温度管理の面で設備投資が必要になるというデメリットもあります.
代表的なスタイルを以下に記載します.
ピスルナー(世界の生産量の大半を占める) 色:黄金
ヘレス 色:黄金~琥珀
メルツェン 色:琥珀
シュヴァルツ 色:黒
ドゥンケル 色:黒
ボック 色:濃褐色
黒や濃い茶色のビールには,ローストされたモルトが使用されています.
なお,ラガーの「品質の安定性と保存性が高く,大量生産向き」の理由が明確に書かれた資料が見つかりませんでした.
おそらくですが,低温故に酵母以外の菌が失活するので,醸造場所に比較的長時間置いても問題ないのだと思います.
さらに,低温で比較ゆっくり発酵することと,酵母以外の菌が失活するので,
大量生産しても品質(色・味・香りなど)を一定に保つことができるのだと思います.
いつかビール工場を見学したときに専門の方に聞きたいですね.
では,また次回お会いしましょう☆-( ^-゚)v