劇団四季【キャッツ】(8回目) | たかびの自己満観劇ブログ

水曜日、約6年振りに劇団四季【キャッツ】を鑑賞してきました。

2012年11月に横浜公演を終えてから、広島・仙台・静岡・福岡の準都市公演、北海道四季劇場、大阪四季劇場と巡って久し振りの東京圏での公演。

 

そして、横浜のキヤノンキャッツシアター以来、久し振りに建設されたキャッツ専用劇場、キャッツシアター。

黒猫劇場が多い中で今回のキャッツシアターは白猫劇場、東京圏での白猫劇場は初か??

折角なので直近の黒猫劇場、キヤノンキャッツシアターで撮った写真をば。

 

ネコ科マチソワが容易に出来る立地。10月24日にネコ科マチソワ(キャッツ⇒ライオンキング)をやります。

アプローチには猫達の名前が。

6年振りの鑑賞だというのに、劇場に向かってる最中の電車の中で、そう言えばキャストのチェックをしてないなー、と思い出して開演が30分後に迫って初めてその日のキャストを知るという、四季離れ著しい今日この頃。

 

数年前までは、鑑賞予定の公演はもちろん、鑑賞予定がない週でも毎週月曜日10時の週間キャスト発表は欠かさず見ていたのに、全く困ったもんだ。
いや、別に困らないけど。

 

そんな訳でキャストボード。

前回鑑賞(2012年横浜)からの変更は以下の通り。

キャッツもすっかり世代交代した様で、過去に観た事あるのは馬場ヴィクとソンジェデュト様だけ。

 

それどころか、4割は名前すら知らない役者さん。

 

ロビーには浅利さんの遺影も。

真新しい劇場だけあってお手洗い等の設備もかなり充実。

恐らくは2~3年程度だろうキャッツの公演期間が終ったら壊してしまう、と言うのが勿体ないと感じるほどです。

 

キャッツ観劇のもう一つの楽しみでもあるゴミの山。

東京ご当地が混ざってるという事で、読売ジャイアンツの帽子(縮尺がおかしい)や、品川区のマスコットキャラクターシナモンのぬいぐるみ(縮尺がおかしい)がありました。

他にも旧モデルのファミコン本体(縮尺がおかしい)や初代プレイステーションのコントローラー(縮尺…以下省略)、雑誌、ラインカーなどなどなどなど、基本全部縮尺がおかしいですが、楽しいです。

 

今回の座席は5列下手サブセンター。

もうチケット取るのに必死で握手とかまるで考えずに取った席です。

 

回転席の後ろのブロック最前列とあって開演するまではかなりの圧迫感(笑)

 

開演直後、目チカが目の前に来たけど、あれはどの猫だろう?

シルエット的に、たぶん鬣がないメス猫だった気がするから、タントミールかカッサンドラあたりかなぁ?

 

あ、ネーミング・オブ・キャッツではジェリロに思いきりガン見されました←。

 

今回の公演から、海外での公演に準じた演出の変更がかなり施されていると聞いていたので、どんなもんかなーと思って観たら、まぁ変わってる変わってる。

 

ざっくり観ただけでも…

 

◆ジェニエニドッツのゴキタップ。

全員が縦一列に並んで、♪タッタッタッタタ~タッタッタッタタ~のメロディに合わせて舞台上をグルリと回る振り付けが無くなってた。あのシーン好きだったのに…。

 

◆ラム・タム・タガーの連れ去り。

名物、タガーの連れ去りが無くなり、代わりに客席内でタガーと一緒に踊る演出に変更になった。

まぁ、席から立たされてスポットを浴びて、踊らされた挙句にその場に放置プレイされる事には変わりませんが(笑)

 

◆バストさん、靴磨きがなくなる。

バストさんの曲の最中に、車掌の服装をしていないスキンブルシャンクスがバストさんの靴を磨くシーンがあったのだけど、そのシーンがカット。

横浜時代は、弟に靴を磨かせる兄(バストさん=飯田洋輔さん、スキンブル=飯田達郎さん兄弟)なんて言われる日もあったよね。

 

◆マンペル(マンゴジェリーとランペルティーザ)の曲が変わる。

歌詞は旧来のままに、曲が全くの別物になってました。

当然振り付けも変わるわな。

 

同じ様な曲変更に【夢から醒めた夢】の《ここは霊界空港》があるね。

 

◆ランパスキャットが主役の曲(メインVo.=マンカストラップ)が追加になる。

一幕のラストのメモリーの直前だったかな?

ランパスキャットを紹介する全く新しいシーンが差し込まれていました。

曲は、なんだか♪ワンッニャンッワンッニャンッって言ってるし、ランパスは正義のヒーローっぽい恰好で登場する(しかもダサい)し、あのシーンは一体なんなんでしょうねえ?

 

◆幕間に舞台上見学ができる様になる。

 

早い物勝ちで舞台に上がれます。

と言っても、細部まで見渡せるわけではなく、下手側スロープからゾロゾロと連なったまま舞台の中心部を時計回りに回って上手側スロープから降りるだけ。だけど舞台上にもぬいぐるみのゴミがあったりと新しい発見も。

大昔は舞台上でデュト様のサイン会があったんだってね(何年前の話だ)

 

◆ミストフェリーズのマジックによってデュト様を取り戻すシーンで、代わりに消される猫(語弊がある)が、ボンバルリーナからヴィクトリアに変更になった。

 

別に変更になる理由がわからないけど(笑)

 

あと、全体的に曲がアレンジされてる感があって、オケが複雑なリズムを刻んでいたり突然ブレイクしたりやたらと溜めたりと、結構大胆なアレンジが施されてるので、聞いててちょっと気持ち悪いです。

特に二幕のメモリーのサビ部分の♪おねーがいーわたしに触って~!の直前は凄い溜めが挿入されていて、歌ってる江畑さんが必死にタイミングを計ってるのが客席に伝わってくるほど。

あれは頂けないよなー、聞いてる方も脳内では従来のテンポで再生されてるから、気持ちよくない。

 

あと、これは楽曲の改変なのか、それとも個人の歌い方なのかわからないけど、グロタイのソノクイの部分のメロディが変わってた気がします。

 

横浜時代は、みんな♪そ→の→お↑↓くい→…って歌ってたのが、今回は、♪そ↑の↑お↓くい→…って歌ってました。

 

このくらいかなぁ、気付いた点は。もっともっとあるんだろうな。

 

久し振りに見て、メモリーが一幕と二幕に分かれてる部分を初めて自分の中で連結させて見れた気がするなど、過去とは少し違った見方が出来た様な気もしました。

 

そして24匹のうち20匹までは覚えた猫の容姿と名前の合致も、残念ながら大半を忘れていて、ディミータとジェミマの見分けが付かないレベルまで落ちてる自分にがっかり。

 

あ、握手はバブちゃんに隣の席で逃げられる残念な結果に←。

 

↑座席は5列38番(36番が通路で、バブちゃんが上から降りてくる)で、37番まで握手が来たところで曲が変わり、バブちゃんは"うにゃー!"って顔をして去っていきました。

さよなら、バブちゃん…←。

 

そんな訳で6年ぶりのキャッツ、楽しめました。

 

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