劇団四季【マンマ・ミーア!】(14回目) | たかびの自己満観劇ブログ
2週間以上経ってしまいましたが12日は劇団四季【マンマ・ミーア!】を鑑賞してきました。

初めてマンマを観た2011年当時の公演(2010年12月開幕分)は、実に6年振りの東京公演だったのに、それ以降は毎年の様に再演…中には半年もインターバルを取らずにリターンと称して再演したりしてて、気が付いたらマンマ鑑賞14度目…(笑)

しかし、前みたいに今年もマンマやるから観に行こう!で先行からガッついて取った訳ではなく、今年もマンマやってるんだーじゃあ1度くらい観とくかな…ってな感じで一般発売も随分前に始まった頃になってやっとチケットを購入。

決済の画面で、え!9720円!?(◎_◎;)

…なーんてリアルに驚いちゃったりして…そう言えばチケット値上げしたんだっけ…
( ̄ウ ̄;)アハハ…

それすら馴染んでない程、最近は四季から遠ざかっていたり。

♪海~の男の心はぁ~(←同じ海でも作品が違う)

この日も暑かったなぁ。

キャストボード。

前回鑑賞との比較。

ルミカライトはお馴染の緑を購入。

今季はキャストがガラッと変わったというか、目新しい感じ。

阿久津さんに続いて田邊さんがスカイ⇒サムに転じたり、ドナはターニャ経由な光川さん、ロージーは音楽座から四季に戻ってきた秋本さん…と、全体を通じて目新しい。

見慣れてるのは脇坂ビル若奈リサ位…丹下さんのエディは5年振りに見たなぁと。

座席は2階3列真ん中ブロック。もう1階は良い席がなかったのよね。


先に観た人の話では、光川さんのドナは良くも悪くもないと聞いていたのですが、まあそんなに過去のドナに見劣りする程かと言うとそうでもないかなぁ。

光川さんはかつて、アイーダのアムネリス役での無感情っ振りで凄い苦手に感じていた時期があり、またアムネリスの時みたいに表情に乏しくて、歌と芝居が独立してて、台詞のニュアンスがひっくり返ってて…みたいな感じなのかなぁ…と思って見てたんだけど、歌の感じは樋口ドナと近いし(江畑ドナや井上ドナを比較対象に、ね)、台詞にも、ん?と感じる様な変なニュアンスやイントネーションも無かったし、顔の表情もイキイキしてるし、悪くないじゃん、と。

母親も韓国人(光川ドナ)なら娘も韓国人(谷原ソフィ)、ドナ・シェリダン/ソフィ・シェリダンならぬ、ドナ・コリアン/ソフィ・コリアンな当日のキャスト(笑)

ソフィの谷原さんは、良くも悪くもあまり特徴がなく、綺麗にまとまったソフィと言う感じ。
ただ残念な事に、あまり歌に力を入れてない感じがしました。ラストのI HAVE A DREAMなんかオケに埋もれちゃってる感あったし。
谷原さんの歌声がオケに負けるハズがないので、何か意図してやってるんだろうかって気がしました。

全体的にソツなくまとまってるカンパニーだという気がしましたが、残念なのが高倉ターニャ。

悪いってわけじゃないんですが、前任の八重沢ターニャが色々な意味で独特な物を持っていた為、またそれで何度となく見ていた為(過去13回中11回)、どうしても比較してしまう。
それも上手下手の比較ではなく、間の比較なんです。

ターニャに限った事ではないけど、キャスト一新に近い今回、これまでのベテラン達が作ってきた独特の間が全て無くなってしまっており、なんだかなーって感じ。
もちろん間はそれぞれ違うし、全く同じじゃ逆に意味がないんだろうけど、とりわけ八重沢ターニャの間が好きだったので、高倉さんの台詞が早い…もうちょっと今の所考えてる風な間を入れてー!みたいな。
あと、ヴーレヴの『ドナなんて怖くないさ!…あまりね…』の部分とか、がっかりしたさ。

公演の度にやや台詞が変わる事でお馴染の作品でもありますが、今回台詞や歌詞が変わったかな?と感じたのは以下の点。

MAMMA MIAのシーンの前後。

ビルやハリーに向けられていたドナの優しい口調がサムにだけ厳しくなったのを受け、田邊サムが『随分と口調が変わるじゃないか!』と及び腰的に言いますが、これは新しく加わったっぽい。

また、前期公演から復活したと言われる、THE NAME OF GAMEの時のビルの『双子の~…』の台詞は今回もありました。

そして、歌詞が変わったと言うか昔に戻った点があったのが【Our Last Summer】

ドナのパートで♪私の王子様~…と言う部分がありますが、これが♪私の王子よ~…になってました。

初めて観た頃は、♪私の王子よ~と歌っていたので、一度【王子様】に変わって【王子よ】に戻ったのでしょうね。


カテコ、さすがに二階席は一階席の様に総立ちではなく、ルミカライトこそ振ってる人はそれなりにいるものの、立ってる人は片手で数えられる程度…なんとも寂しい限りでした。
そう言えば当日は、拍手出しのタイミングなど、お客も慣れてない感じで、常連だらけの時の様な一体感も無かった様な。

やっぱりマンマを楽しむには一階か?


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