作品は【The Wedding Singer】


何年か前に東宝ミュージカルが井上芳雄さんを主演に上演していた作品です。
ノンプロなので、もちろんチケット代も前売2500円と、ミュージカルの舞台を観るには凄く安く、また『新宿村LIVE』という座席180程度の、小劇場と言うには広いけど、ミュージカルを上演するには小さな劇場での公演。

こんな立て看板を入口に置き、付近では案内のスタッフが宣伝をしてる様な手作り感溢れる公演でした。

鑑賞回は全10公演中の千秋楽公演。
全席自由席でしたが、驚いた事に受付開始15分前に到着してみると、既に地下二階の劇場から地上まで行列が延びてました。
座席にはB6版のパンフレットがおいてありました。

中身は「理想のプロポーズは?」というQ&Aと共に役者の名鑑、稽古場写真、作中に出てくる80's用語の解説、次回公演のお知らせなど。
何かの公演(多分、ミュージカル座のロイヤルホストクラブだと思うが)で配られたフライヤーを見て、作品は有名なんだけど、東宝版も映画も観てないし、安いし、いいかな~と言う軽い気持ちで観に来たんですが…。
これが驚いた。
ノンプロとは言え上演権を購入してしっかり作り込んでいるそうで、これがなかなか本格的なミュージカルの舞台でした。
ピアノ、キーボード、パーカッションによる生演奏上演、台詞の聞き取りやすさや演技の出来、歌やダンスの迫力、また大手ではそうそうやらないであろう、企業の実名(ド○ンゴなど)を使ったコミカルなネタ回し…この値段でこれだけの物を見せて貰えるのかと、正直驚きました。
作品の内容が内容だけにキスシーンも多いんだけど、フェイクではなく本当にしっかりやってた(と思う)し…てか、主演のロビー役なんて、ジュリア(ヒロイン)、ホリー、リンダと3人の女性とのキスシーンが…うらやまし…コホン。
作品としても初めて観たので、もう一度映画で観たり東宝版の音源を探して聴いたりしてみたいかなーと思いました。
このサークル自体10年を超える活動を誇るそうで、既成ミュージカル、オリジナルミュージカルを交えて精力的に活動してるみたいなので、機会があればまた観てみたいと思いました。
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