映画【アニー】 | たかびの自己満観劇ブログ
定休日の火曜日は昼間に、TOHO CINEMAS渋谷で今年の映画はじめ、【アニー】を鑑賞してきました。

日本では1986年から毎年舞台公演されている(初演は1978年)お馴染のミュージカル…と言っても、有名なあの曲しか知らず、ストーリーもロクに知らなかったんだけど…、その有名な作品の何度目かの映画化だそうです。

折角5月に舞台版のアニーを観に行くので、それに先立って映画館を観てみようという事で。

上演開始ギリギリに劇場に飛び込むと、満員御礼…渋谷では小規模なSCREEN6とは言え、満員は凄いですね。

そんな中、後ろブロック最前列ド真ん中、目の前は車いすスペースなので誰もおらず視界良好。

そんな特等席に、6回観ると1回無料!のシネマイレージ映画ポイントを使って、無料で座ってしまいました。

取り敢えず予告編から、観たい新作映画は【チャーリーモルデカイ】だなっ。

さて、映画の内容に関しては、原作(知らないけど)や舞台版(観た事ないけど)の心温まるストーリーをベースに、時代設定を1933年から現代に改め、それに伴って作品の設定も大きく改変された様です。

まずキャラクターの名前や設定が違いますね。

大富豪のウォーバックスが市長の座を狙う企業トップ(名前も変更されスタックス)に、孤児院の院長ハニガンはスターから落ちぶれ廃人同然の気性荒い里親に、アニーが出会う野良犬サンディは保護観察犬に、と時勢にあわせて色々と変更された模様。

スタックスが(…と言うか、スタックスの周りの人間が)アニーを利用して支持率を上げる、と言う映画版の大筋自体が映画版のオリジナルの設定の様で、これを観ただけでは舞台版がどんな展開なのかイマイチ掴めないくらいでした。

また、FACEBOOKやTwitterなどお馴染みのSNSや、スマホに写メと言った現代の文化、更には何でもすぐにインターネットに投稿してしまう風潮までもが反映されており、笑える展開も多いです。

その場で起きてしまった失態がyoutube的なサイトでどんどん拡散されていく、どこかしらで誰かしらに知らないうちに情報を流されている、スマホで自撮り、位置情報から身元バレ…あるある、最近でもそういうニュースあったよねー…的な、ほとんど時事ネタのオンパレードを観てるかの様な展開から、最後はしっかり、アニーの良さ、温かさを見せる展開を迎え、ほろりとする場面も。

ただ、物語の立ち上がりから最後の偽両親の発覚までほとんど舞台版とは全く関係ないところで進んでる感じで、名前と曲以外は極端な話ベツモノ、と思ってもいいのかも。

これを観て舞台を観たら全然イメージ違った…とかありそうな気がする。

映画として面白い作品でしたが、でもこれが一番最初に観た『アニー』だったという事はある意味不幸だったかも…(笑)

あ、あと5月の舞台で青木さやかさんが演じる事が決定しているハニガンさんが、なんかもう青木さやかぴったり!!!!って言いたくなるほど、濃いいいいいい感じのキャラで良かったです(笑)

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