四季が自由劇場で公演を予定していたストレートプレイ【オンディーヌ】の上演中止を発表しましたね。
久し振りの純・ストレートプレイだったのに(思い出を売る男は純・ストプレとは言えないしね)残念ではありますが、特に60周年記念期間中に、壁抜け男大阪公演、ひかりごけ、王子とこじき、ブラックコメディと【諸般の事情による上演中止】を頻発していたので、またか…と言う気分にもなりますが、今度ばかりはちょっと事情が違う様で。
聞いた噂に過ぎないんですが、主演のオンディーヌ役を務める予定だった野村玲子さんの体調が思わしくないんだそうです。
野村さんと言えば、最近ではジーザスの東京公演に出演されてましたが、新役の笠松さんと観月さんに任せきりで期間中片手で足りる回数しか出演されてなかったし、本当に不確かな噂ではあるものの、入院されたと言う話すら…。
大病でない事を祈るばかりです。
オンディーヌもそうだし、ひかりごけもそうだけど、特定の役者さんに依存せざるを得ない作品が少なくないのも問題ですよね。
ストプレは芸術としては財産ではあるものの、集客としてはどの作品も苦しく、より多くの客層にアピール出来るミュージカルに力が入るのも、新人の育成も歌とダンスに偏るのも仕方ないと言うのはわかるんだけども、そのミュージカルですら、特にシンガー枠の人材不足は顕著に表れてる昨今。
壊れ掛けのベテラン俳優を酷使せざるを得ない状態が続いてる。
最近観ただけでも、芝清道さんや荒川務さんなど、高音が出なくなってるのに無理に起用されてる俳優が何人もいます。
このままでは、ベテラン俳優の摩耗は進む一方、同時に名前だけで実態が存在しないレパートリー作品も増える一方、どうするつもりなのでしょうか?
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