チケット転売禁止? | たかびの自己満観劇ブログ
劇団四季が訴える、チケットの転売禁止について考えてみた。

本来は不正な買占めやオークションによる理不尽な価格高騰を防ぐ為に【営利目的でのチケットの転売は禁止】とするものなのに、四季の場合【チケットの転売禁止】なんですよね。

じゃあ、四季独自の再出品システムが使えない紙チケはどうするのか?
となると、身近にチケットを引き取ってくれる観劇好きの友達が多くいない限り、ヤフオクやオケピ!と行った流通システムに頼らざるを得ない。
そもそも身近な友達に譲る事すら【転売】である事には変わらない。

なんで?
別にいいじゃん、ヤフオクなら定額出品で定価以下に設定すれば。オケピはそもそも定価を超える額で出品する事は違反だし。

数ヶ月も先の予定なんてわからないじゃん?


なんでか?
考えて見た。


それは四季独自の再販流通システムの仕組みにある事がわかりました。

基本紙チケ派なので、四季の再販システムには興味なかったし、今まで再販システムのお陰で前予や当予で想定外の良席が取れる事がある、程度の大雑把な事しか知りませんでしたが…。


四季の再販(出品)システムの流れ。

◇出品申請(QRのみ)

◇空席一覧に表示

◇ここで、仕組みを知らない人が『なんで今更になって急にこんないい席が出てくるの!?悪い席しかなかったからそれ買ったのに!!』と憤慨。

◇それでも買い手が着かなかった場合、チケットは出品者に戻り終了。

◇買い手が着いた場合、予約成立後の発券手続きが完了した段階で再販完了し、出品者にはチケット料金が戻る。



ここで曲者なのが『出品者にはチケット料金が戻る』の部分。
料金が戻る、と言っても返金されるワケではない、と言う事です。
現金が戻るワケでもなければ引き落とし金額が減額されるワケもない。

出品したチケットの分の料金は【携帯にクーポン(使用期限付き)で戻る】という事。

要は【一度四季に落とした金なんだから四季以外に使うんじゃねーよ!】と言うのが四季の言い分なワケですね。

しかも、ご丁寧に【さっさと使え!】とばかりの期限付き。

よその流通システムを使われたら、出品者がその金をどこに使おうが自由になってしまう。

それを阻止し、一度売れたチケット代はもちろん再販の取引で発生する金銭まで確実に劇団の利益にする為の再出品システム、手軽で便利なQRチケットをオススメします♪(笑顔)と言うセールスの裏には、もちろん紙代+会員は無料になる送料などのコストを削減する目的もあるんだろうけど、それ以上にこの仕組みに乗せる為だと思うと、劇団四季悪どいな!!!!


海外ではキャンセル料こそ掛かってもチケットのキャンセルが出来るのは当たり前だそうです。

直販よりもプレイガイドに頼る比重が多い日本のチケット流通網では、キャンセルこそ難しくても、その分二次流通システムが充実してるんだから、自己責任でそれらを使う事まで口出しされる筋合いはないと思うんですよね。

悪どい、実に悪どい。

それに、チケットは一番手軽な思い出の品なので、どれだけQRチケットを推奨されても、紙チケットが廃止にならない限りは紙チケット派です。

あ、思い出と言えば『思い出を売る男』の稽古場写真が出ましたね。

思い出を売る男…田邊さん
広告屋…味方さん
黒マスクのジョオ…芝さん
乞食…日下さん
街の女…野村さん
恋人ジェニィ…観月さん

以上は前回の公演と同じっぽいな。

花売り娘とGIの青年だけ良くわからないけど…GIは佐久間さんではなさそうな…?誰だ?

思い出を売る男は22日に観に行きます。

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