劇団四季【クレイジー・フォー・ユー】(2回目) | たかびの自己満観劇ブログ
劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』(以下CFY)を鑑賞してきました。

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CFYを観るのは6月の全国公演(川口)以来3ヶ月振り2度目。
 
前回は常設とは違った全国公演ならではの悪条件(予約システムの違い、公演日数の少なさゆえの顧客の集中振りなど)に阻まれ、会員先行初日に取りに掛かったのに、よもやの23列目という劣席になってしまったので、東京公演をやるなら良席でもう一度、と思い観に行った次第。
 
そもそも東京でやるってわかってたら最初から旅公演なんか取らなかったけどねあせる
 
今回も良席と言っても、最初から観に行くつもりで先行初日に取りにかかったワケでは無く、後から思い立ってチケを取ったので、そこまでステージ近っ!と言う程近い席ではないけど、全国版に比べたらかなりの良席。
 
なんだかんだ、四季の舞台を観に行くのも、これで生涯通算26回目です。
(´ω`)
26回中25回を13ヶ月の間に行ってるとか、オレってばどんだけ。
 
こちら、ロビーに展示されている小道具のパエリアパン。

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作品中、この上に乗ってタップダンスを踊るシーンがあるワケですが、なんと9月22日までの平日公演に限り毎公演2名に出演者のサインが入ったパエリアパン(稽古で使用した物)がプレゼントされるそうな。
 
こちら、ボビーを中心にニューヨークサイドの出演者のサイン入り。

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こちら、ポリーを中心にデスロックサイドの出演者のサイン入り。

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貰っても困るだろ!と思いつつ応募したのは内緒です。
 
パンフも購入。

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全国公演の時も買ったけど、東京公演の為に新しく作り直したパンフらしく、中身も違うという事で購入。

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↑ピンクが全国版、アズキが東京版。
 
こちらお馴染みキャストボード。
 
今回も再見になるキャストさんが沢山…最近他の作品で見覚えあるキャストさんが本当に増えてきた。
 
松島さんは【アンデルセン】のニールスで、菅本さんは【エルコスの祈り】のダニエラ先生で、志村さんは【スルース】のアンドリューワイクで、アンサンブルの吉賀陶馬ワイスさんは【アイーダ】のメレブで、柏円さんと大塚道人さんは【マンマ・ミーア!】のリサとエディで、高倉恵美さんは【コンタクト】の黄色い女で…言い出したらキリがありません(笑)
 
前回の川口公演から比較すると主要キャスト10人中半分の5人が変更。
 
ボビー:加藤敬二さん→松島勇気さん
アイリーン:増本藍さん→光川愛さん
ボビー母:斉藤昭子さん→菅本烈子さん
ユージン:田辺容さん→村澤智弘さん
パトリシア:黒崎綾さん→佐藤夏木さん
 
まずは、いつも通りキャストについて。
 

CFYキャストを見る度に思う。
(´-`)
 
◇何故、CFYには『あい』という名前が多いんだろう?(笑)
 
“アイ”リーン役→増本“藍”さん、光川“愛”さん
テス役→恒川“愛”さん
 
◇やっぱり、キャッチコピーにもある通り『一番好きな人と観たい、とびっきりハッピーなミュージカル』なだけに、Boy Meets Girlなメインストーリーの部分を含め、作品中が様々な“愛”に満ち溢れてるという意味なのでしょうか?(笑)
 
一番好きな人と?
今回もお一人様でしたが、それが何か?
( ̄^ ̄)
カノジョイナイモン。
 
↑前回は元彼女と一緒だったので、一応はキャッチ通りだったのか?
 
◇それにしても、女性アンサンブルに、ミッツィーとかパッツィーとかベッツィーとか、なんか強烈かつ似たような名前が多くて、一体何なんだ!?(笑)
 
↑しかもパッツィーは作中でもかなりのおとぼけっ振りを発揮する見逃せないキャラ(笑)
 
◇ボビー役、どことなく“おとぼけ”な感じのキャラが似合うイメージ(個人的にね)の加藤敬二さんから、アンデルセンで偉そうな態度の振付師ニールスを演じたばかりの松島勇気さんにキャス変。目付きがやや鋭いせいか、ニールスの様なキャラが似合うなーと思ってた松島さんが、“おとぼけ”寄りのボビーってどんな感じなのかなーと思って観てましたが…
 
◇ところが意外と、キリッとした顔立ちで目付きも鋭い松島さんがボビーみたいなお調子者キャラをやる事で、その顔立ちとコメディって言うギャップが逆に面白かった。
 
◇ちなみにアンデルセンのバクステで聞いた話では、目付き鋭い松島さんは、実は人一倍汗っかきで、汗でマイクが痛まない様にめちゃくちゃ気を遣ってるそうで、役柄の高慢さとは裏腹な気遣いというギャップも(笑)
 
◇今回も一人だけ額が汗で光ってるシーンが何度かありました(笑)
 
◇前回と同じくポリー役は秋夢子さん。実はCFYをもう一度観に行った理由のうちの一つに、夢子ポリーの歌声をもう一度聴きたいというのがあったので、同じくポリーを持ち役にしてる樋口麻美さんがマンマを終えて空いた機会で、キャス変してしまわないか心配でしたが、夢子ポリーが観れて良かった♪
 
◇マンマでドナ役を楽日まで完走して中一日でいきなりポリーとか可能性は薄いかな…とか思ったけど、それをやってしまうのが四季の怖い所なので…(^-^;)
 
◇しかし、秋さん…本当に綺麗な方だなぁと…(笑)
 
こちらパンフより、ポリー役の秋夢子さん。

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素顔はこんな方。

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◇アイリーン役の光川愛さん、韓国出身の女優さんですけど、中国出身の秋さんと同じく日本語がめちゃくちゃ流暢だよねぇ。
 
◇秋さんや光川さんに限らず、四季にはアジア圏出身の俳優さんも多いけど、日本語綺麗な人多いよねぇ。
 
江畑晶慧さんとか本城裕二さんとか高木美果さんとか、金森勝さんは…朝鮮籍だけど出身は日本だっけ?
(^-^;)
 

次に作品全体について。
 
超個人的視点なので作品を知らない方には意味チンプンカンプン、ごめんなさい。
m(_ _)m
ま…観劇記なんてそんなモンだよね。
 
あらすじ的には、ざくっと言うと抵当物件を差し押さえる為に訪れた銀行マンがそこの一人娘に一目惚れして、その娘に好かれようと一生懸命頑張っちゃう…みたいな。え、ざっくりし過ぎ?
 
ラブコメです、ラブコメ。
一目見た瞬間にキラァン☆みたいな。
 
箇条書き的に感想、というか気付いた点と言うかを書くと。
 
◇前回は席が遠かった為に全体的に観れたけど、今回は席が近い為、細かい点を中心に。
 
◇ボビーは加藤さんから松島さんに代わって随分顔が若くなっちゃったなーって感じがしたけど、実は松島さんの方が年齢的にボビーの設定に近いらしい事がわかった。
 
◇ボビー母のセリフに『ハーバード大学を卒業して10年間何もしてないのよ?』ってのがあるから、ボビーは30代前半から中盤位って事だもんね?
 
◇しかし、加藤さんと言い松島さんと言い、ダンスが本当に素晴らしいですね。華麗。
 
◇夢子ポリーの歌声ってさ、やっぱりビブラートの波が目に見える気がしない?こんな感じで。
(ξ@∀@)~~~~♪
 
◇それだけ凄いビブラートなんです、秋さんって。
 
◇凄く綺麗なビブラートなんだけど、時々ビブラートを通り越して演歌の“こぶし”入っちゃう事があるのが気になるけど。
 
◇休憩中に中二階(春劇場と秋劇場が繋がってる場所)のベンチでボーっとしてたら、ライオンキングを上演中の春劇場の方から凄まじい合唱が聞こえてきたかと思うと、孔雀やレイヨウのパペットを纏ったアンサンブルの俳優さん達が普通に廊下や階段をダッシュして行った(笑)恐らく客席で歌ってた俳優さん達なんだろうけど、アンサンブルは複数の役を掛け持ってるし、時間ギリギリでやってるんだろうな…大変だなあと。
 
◇しかし改めて考えると、僅か数十メートルしか離れてない2つの劇場で同時に2種類のミュージカルを上演してるって凄いよな。日本国内でもここだけなんじゃないだろうか?
 
◇光川アイリーン、2幕のランクの『ここがお気に召さなければもっと広くてガラーンとした所にご案内しますよ』という売り言葉を買って張り合うセリフ『あなたの頭の中よりガラーンとした所かしら?』で噛んじゃった…。
 
◇四季の舞台は元々NGが少ないけど、台詞でNGを出したのを見たのは今回が初めて。
 
◇別につっかえたりワケじゃないのに同じ台詞をわざわざ言い直しちゃったんだよね…言い直さなければ、ん?今のちょっと怪しかったかな?程度にしか気にならなかったのに。ニュアンス的に違和感を感じたのかな?
 
◇これからショーの稽古を始めようというザングラーが、高く積み上げられたイスを見て『フランス革命のミュージカルをやるつもりじゃないだろうな?』というジョークを言うシーンがあるけど、フランス革命のミュージカルってやっぱり【レ・ミゼラブル】の事だよね?(笑) よそのミュージカルをネタに皮肉を言ってる様に聞こえて面白い。
 
◇ボビーとアイリーンによるザングラーのカツラの曲芸は見事だけど、今回の松島ボビー&光川アイリーンのペアより、前回の加藤ボビー&増本アイリーンの時の方がリズミカルだった気がするなー。
 
◇ザングラーの格好をしてる事をすっかり忘れて普通に接してくるボビーに対して、ポリーが見せるあんぐりとした表情が間抜けでかわいい(笑)
 
◇ボビーとザングラーが正にアメリカンコメディな鏡写しの演技を見せるシーンは、細かい所まで見れば見るほど、本当に精巧に出来ててビックリ。
 
◇物を食べてる時の口の上下の動きまでぴったりなんですよ。注目してみると面白いかも。
 
◇この一連の動きに中学か高校の団体が反応して笑い声が聞こえたけど、これがこのCFYという作品の醍醐味のひとつなんだろうな~。
 
◇一連の騒動の後に、ボビーを失って自分の心に気付いたポリーが、本番直前の舞台を放棄してボビーを追い掛けようとする時に言う『舞台袖にいて、ここで全てが始まったんだって思うと…』という台詞が、何だか妙に心に響いた。
 
◇カテコは3回、ラストのボビーとポリーが寄り添って腕を組んで、小さく手を振りながら、舞台袖ではなく舞台奥に去っていくという素敵な幕切れが好き。
 
◇CFYとかエルコスとかマンマとか、最後に主役が舞台奥に去っていく姿を見せながら幕を下ろす作品が意外と多い気がする(笑)
 
そんなワケで、やっぱりCFYはいいやね、ハッピーな気分になれます。
 
キャッチコピーの通り、一番好きな人と観たい(笑)
 
誰か一緒に観てくれる女の子とかいないかなー。。。(違)
 
次回の四季鑑賞は来週の『思い出を売る男』です。