昨夜は劇団ホチキスの公演を鑑賞してきました。
お知り合いの女優さんが客演された公演を観に行った事がキッカケで存在を知って観に行く様になったホチキスも今回3度目。
劇場は中野のポケットスクエア内にあるテアトロBONBON。
開演に先立ち、最近はお芝居やショーの公演、プロレスの興行などで必ずと言って良い程見掛ける様になってしまった、万が一地震起きてしまった時の対応を説明。
NANTAの時もそうだったけど、パニックの原因になる緊急地震速報を受信しない様に携帯の電源は必ず切って下さいと強く言われました。
やっぱりパニックが一番怖いんだろうな。
さて今回の作品は『湯煙の頃に君を想う』
湯煙と言えば連想されるのはやっぱり…
火サス(火曜サスペンス)
殺人事件
過疎化が進む温泉宿
…みたいなキーワードがあるかと。
何と言うか前2作とは違って、テレビドラマ向けの作品を舞台でやってた様な、そんなイメージでした。
ドラマのロケ地に決まった温泉宿。
それを妬んでか、ライバル宿の女将が尾鰭背鰭を付けまくった噂をネットに拡散しまくった為に、街を上げての一大イベントに発展してしまったが、実はドラマの脚本が盗作である事が発覚…撮影は中止に。
しかし街単位にまで膨れ上がり、撮影をネタに町おこしの準備まで始まってしまった手前、今更中止にする事なんか出来ず、悩んだ女将は自分で脚本を書いてやると言ってしまう…。
火サスちっくな設定のコメディでございました。
相変わらずシナリオの作り込みは小さな劇場で1週間にも満たない公演しかやらない小劇団の作品の域を越えてるなぁ…という毎度毎度の感心。
↑劇団の代表の方が毎回1人で書いてるそうです。
しかし、ホチキスの作品と言えば、ギャグ漫画のキャラ顔負けの大袈裟な表情やリアクションと、出てくるだけで場の雰囲気をひっくり返してしまう程の強烈な存在感を持ち合わせる女優さんがいるんだけど…。
今回は作品の色と役所(ライバル宿の女将)の為か、ややアクが弱かったなぁって気がして残念だったなぁという感想も。
作品全体としてホチキス作品は毎度、シナリオの作り込みとギャグのアクの強さが好きなんですが、今回はギャグは抑え気味だったなぁってイメージ。
でもドラマとして良く出来てると思いました。
次回ホチキスは秋の公演らしいので楽しみです。