ブロードウェイミュージカル【ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート】 | たかびの自己満観劇ブログ
ミュージカルの本場、ブロードウェイ。
 
そのブロードウェイからミュージカルのカンパニーを招聘して日本で上演するという、ミュージカル好きにはたまらない公演に行ってきました。
 
作品は『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』

たかびの自己満観劇記
『オペラ座の怪人』『キャッツ』など、劇団四季の公演でもお馴染みの海外作品の作曲を手掛けるアンドリュー・ロイド・ウェバーのデビュー作の様です。
 
主催のホリプロのチケット販売に関するやり方が些か気に入らないものの、折角の機会なので楽しんできました。
 
会場は東京国際フォーラム。
 
A・B・C・D4つのホールから成る国際フォーラムの、今回はCホールでした。
 
Aホールは近々だけでも、ディズニーオンクラシック、安室奈美恵のライブ、シネマミーツシンフォニーと何度か訪れているけど、Cホールは初めて。
 
会場に入ると、席はなんと3列目のドセンター。
作品はもちろん全編英語。
 
舞台の両サイドのパネルに字幕が出る仕組みです。
 
ミュージカル…と言っても、生演奏をバックに9割以上の台詞を歌で表現してるので、形式的にはオペラに近いのかも。
 
最初のうちは字幕が変わったのが視界に入ると、気になって字幕に目を向けていたんだけど…
 
僅か1~2秒で読み取れる長さの字幕に関わらず、それを見てると目の前の舞台に集中出来ない事がわかり、途中からは字幕無視で舞台に集中しました。
 
物語は…
 
12人兄弟の末っ子のヨセフが父親に特別に可愛がられる事に腹を立てた11人の兄達に、エジプトへ奴隷として売り払われ、紆余曲折を経たヨセフがファラオに気に入られて出世し、そして飢餓に苦しんだ兄達や父親と再開し、自分がヨセフである事に気付かない兄達に奴隷として売り渡した事に対する復讐を試みるも、兄達が心を入れ替えた事に気付き、改めて自分の正体を明かしてハッピーエンド。
 
…と言うお話を姉さんが子供達に聞かせている、という設定で、舞台で演じられるヨセフの世界を、舞台の上で子供達が観てる様な感じ。
 
お姉さんが話して聞かせているからなのか、ファラオの時代設定が成されているヨセフの世界とは関係ない現代チックなお姉さんが頻繁にヨセフの世界に絡んでいきます。
 
しかし、何故日本では『ヨセフ』って名前に拘るのだろうか。
(・ω・)?
スペル的にも初音的にも英語では『ジョセフ』なのに。
 

はてさて、本場ブロードウェイの歌声はいかがだったかと言うと、ヨセフが牢屋に閉じ込められている1幕ラストシーンで歌ったソロナンバー。
 
Close Every Doorという曲らしいですが…。
 

もう、その場の空気が震えた…と言うか。
 

体中がゾゾゾっときた。
 
鳥肌が立ちましたですよ。
 
劇団四季のミュージカルでも、過去に7本観てて、ソロナンバーで鳥肌が立ったのは僅か1度だけ(サウンド・オブ・ミュージックの修道院長のソロ)なので、鳥肌が立つ程の歌声を響かせるのが如何に凄い事なのか…と。
 
それから、コーラスの迫力も半端ないね。
 

作品そのものは、ストーリー自体もそこまで練り込まれた濃いものではなかったし、上演時間も20分の休憩を含めても2時間に満たず、だいたい2時間15分~2時間45分にまとめられている劇団四季作品を見慣れていると、やや短いかな?という感は否めません。
 
↑元々は15分の短編作品だったらしいです。
 
でも作品のボリューム不足を補って余る程の歌声を聞かせてくれました。
 

もちろんブロードウェイミュージカルにもピンキリあるだろうし、この作品とこのカンパニーのレベルがどの程度なのかはわからないけど、とにかく凄い、たた凄いの一言でした。
 
英語がわかればもっとのめり込めたんだろうなぁ…と思うと少し悔しいです。
 
ブロードウェイ招聘ミュージカル、次は夏のコーラスラインを狙ってます。
 
ブロードウェイ版コーラスラインと、劇団四季版コーラスラインを見比べてみたいなぁって気も。
 
↑四季版もまだ観た事がない。
 
♪悔やまない~好きだからこそ~
(  ̄ウ ̄)~♪
 
↑これはコーラスラインの曲