劇団四季【オペラ座の怪人】(3度目) | たかびの自己満観劇ブログ
定休日の昨日は『オペラ座の怪人』をお一人様鑑賞してきました。

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今回のオペラ座の怪人はチケ発売当初から鑑賞予定があったワケではなく、マチネに間奏曲を観た後に何も予定ないなーと思っていた所で先週に急に思い立ってチケを購入。
 
当日は二階席上部に中学生の団体がいたのもあってか、普段はギリギリでは良席確保が難しいオペラ座もS2席がゴッソリ空いてたので、迫力重視の1階席サイド前方か見易さ重視の2階席センター最前か迷ったのですが、オペラ座は舞台の隅々にまで演出が行き渡っているので、それをじっくり見たくて二階最前を取りました。やや下手寄り。
 
購入がギリギリだった為チケは劇場受け取りだったので、早めに劇場に到着、なんと劇場入り一番乗りでした(笑)
 
オペラ座は京都→海→海で3度目の鑑賞。
 
こちらキャストボード。

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前回からの変更は以下の通り。
 
クリスティーヌ:苫田亜沙子さん→高木美果さん
 
ラウル:岸佳宏さん→飯田達郎さん
 
カルロッタ:種子島美樹さん→河村彩さん
 
メグ:西田ゆりあさん→中里美喜さん
 
マダム:横山幸江さん→戸田愛子さん
 
フィルマン:平良交一さん→青木朗さん
 
ピアンジ:半場俊一郎さん→永井崇多宏さん
 
レイエ:斉藤譲さん→深見正博さん
 
ルフェーブル:深見正博さん→川地啓友さん
 
ブケー:佐藤圭一さん→平良交一さん
 
早い話、主要はファントムとアンドレ以外全員変更。
 
でも、キャストはそのままで役だけ変更というパターンが目立ちます。
 
プログラムも購入、京都に続き二冊目。

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GWキャンペーンのチャーム。

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オペラ座も対象作品だという事を、間奏曲で交換に行って初めて知りました(笑)

んだば雑感を箇条書きで。
 
◇初二階席、最前からだと意外と舞台が近く、役者の顔も割と良く見えた。
 
◇恥ずかしながら三度目の鑑賞で初めて、オープニングのオークションのシーンのどこにラウルが居るのかを知った。あの下手の車椅子が老いたラウルだったんだね←。
 
◇伴って、猿の置物に思いを馳せる意味もようやく理解出来たというか。
 
◇シャンデリアが浮き上がる瞬間に鳴り響くオーバーチュアは二階席でも迫力満点!鳥肌立ちました。
 
◇前回は1階最前ドセンで観たので、それこそ手を伸ばせば本当に触れそうな距離の所をシャンデリアが浮遊する様を観たけど、二階席でも驚くほど近くまでシャンデリアが来てビックリ。
 
◇1階からではゴチャゴチャしてイマイチわかりにくい場面の転換(オークションシーンからハンニバルのリハーサルシーンへの転換など)も、役者達がどう動いてるのか二階からだと良くわかった。
 
◇出てきた河村カルロッタを一目見ての第一印象、カルロッタ若っ!!(笑) 過去二度、見た目的に貫録がある種子島カルロッタだったので、河村カルロッタの顔の若さは衝撃的でした。
 
◇若いと言えば、ラウルの飯田弟も若いと言うか少し幼い印象を受けた。
 
◇ピアンジ役の永井さん、どうしても『壁抜け男』のプレステで観たお茶目なイメージが…(笑)♪ティーアッターティーアッター
 
◇過去、沼尾クリスも苫田クリスも目の前で観てるので、折角の高木クリスも本当は目の前で観たかったなーと。しかしどのクリスティーヌも本当にかわいいね。
 
◇ただ何というか、カルロッタが役を降りる!と我儘を言って去った後に困り果てた一堂がクリスに代わりにアリアを歌わせた時に、カルロッタの歌声と比べてクリスの歌声が小さく弱く聞こえたので、直後の『なかなか良いじゃないか』という台詞の説得力がイマイチ感じられなかったな。
 
◇歌声の小ささはたぶん、クリスの自信のなさを表してるんだろうけど、『なかなか良いじゃないか』を引き出す説得力がないのはいかがなものかと思いました。
 
◇ラウルとクリスの再会シーンの『あなた、ラウルなの!?』が、何故か『あなた、ラウルなの~♪』ってなってて凄い違和感を感じた。元々あんなだっけ?それとも高木さん訛った?
 
◇高井さんの歌声、やっぱり村さんと区別つかん…(^^;
 
◇ファントムが上空から降りてくるのは知ってたし、それが1階前方では死角になるのは嫌と言うほど実感したけど、今回2階から見て初めて、舞台のレリーフの上からファントムがチラチラ顔を覗かせたり、シャンデリアが落ちる時にファントムがアクションをしてる事を知った。
 
◇なんか、斜め後ろに変なバカップルがいて、途中から上演中にペチャクチャヒソヒソ…かなりストレス…しかも鈴かなんか持ってるらしくチリンチリンチリンチリン…めっちゃにらんでやったけどシカト。
 
◇なので幕間になって一番にそのバカップルの所に行って、強い口調で喋り声も鈴の件も文句言ってやったら、そいつらなんで文句言われたのかわからないって表情で呆気にとられて『すみません…』だって。こいつらに劇場なんて10年早い。
 
◇ただ、二幕が始まるとそいつら居なかった。どうやらお帰りになった様です。心の中で(帰りよったwバカップルざまぁw)とか思いながら二幕を大人しく堪能。
 
◇幕間に、ロビーのベンチシートで団体で来てる中学生であろう男子が、『はーめっちゃ疲れた、キツイわこれ』って言って大袈裟に疲れた顔して崩れてた。先述のバカップルも劇場は10年早いけど、坊やちゃん(byターニャ)にもオペラ座は10年早いかもね(笑)
 
◇二幕の序盤で、♪マスカレード仮面舞踏会~って歌ってるのを聴いた少し後に、ファントムが“仮面に隠れて生きる人生”って歌ってるのは本当に切ないな。
 
◇高木クリスの墓場のシーンも素晴らしい迫力だった。過去に見た沼尾クリス、苫田クリスと高木クリスを並べて聴けないのが本当に残念。一度聴く事によって脳内に入ってくる音の情報の少なさ、そして脳内に留めておく能力の低さに悔しさを感じる。
 
◇今回初めて、クライマックスの、♪エ~ンジェルオブミュ~ジック私の大~切な人~の部分のインストが奏でられる中で、クリスがファントムを抱きしめてキスしたシーンにウルっときた。
 
◇あの抱き締めた意味、キスをした意味を、鑑賞回数を重ねる度に深く理解出来る様になっていくんだろうね。
 
◇一旦ラウルと共にファントムの元を去ったクリスが再びファントムの元を訪れた時、ファントムは静かな声でI Love Youと言う。最後の望みを懸けた一言だったのか、或いはクリスが戻ってきてくれたという安堵だったのか。その最後の告白のシーンだけはファントムは怪人ではなく、一人の恋する男性だった様な気がした。
 
◇もし、その最後の告白でクリスがラウルとの関係を断ち切ってファントムの求愛を受けていたら、それはこれまでの呪いじみた愛情表現への逆戻りではなく、それこそ美女と野獣のビーストの様に、ファントムは美しく生まれ変わる事が出来たのかも知れない、そんな気がしました。
 

そんなワケで、回数を見る事でますます深く物語を知る事が出来た気になった鑑賞でした。
 
次回の劇団四季鑑賞は15日、プレステに釣られてチケットを購入したアイーダです。プレステも鑑賞もお一人様です。←。

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