桶川駅 ~べに花の郷 桶川市~
桶川駅 ~桶川市 べに花~ (旧印)
桶川駅は、1885年(明治18年)3月に日本鉄道の駅として開業しました。
日本鉄道は日本初の私鉄として、1883年(明治16年)に上野-熊谷間で営業を開始しましたが、その2年後に赤羽駅、吹上駅とともに新設された駅です。
2つの駅スタンプは、昨年押印したスタンプと2014年当時に押印したスタンプですが、ともに桶川市の市民の花「紅花」が描かれています。
高崎支社の駅スタンプは、更新時に微妙にデザインが変えられることがあり、この2つのスタンプも並べてみると似て非なるものですね。
紅花はキク科の植物で、紅色染料や食用油の原料として栽培されています。
江戸時代には桶川宿を中心とした一帯で栽培されていた紅花は、出羽の最上紅花に次ぐ生産量を誇り、桶川は紅花で大いに潤ったそうです。
山形駅のスタンプにも紅花が描かれていますが、こちらは「最上紅花」ですね。
山形駅の駅スタンプ → こちら
明治に入ると化学染料に押され紅花栽培は衰退してしまい、当時の痕跡はほとんど見ることができなくなりました。
しかし、紅花を通じて歴史と伝統を見つめ直そうという機運が高まり、1993年(平成5年)には山形県河北町から種子を譲り受け試験栽培を行い、採取した種子を市のイベントで無料配布するなどし、1996年(平成8年)からは「べに花まつり」が開かれ、現在は紅花をシンボルとした町づくりが行われています。
このスタンプは2021年3月28日、旧印は2014年12月23日に押印しました。
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