西大路駅 (東海道本線) のスタンプ | 気まぐれ 駅スタンプ紀行

気まぐれ 駅スタンプ紀行

全国の駅に設置されている「駅スタンプ」。

一つ一つのデザインに個性があり、奥行の深さに魅了され、いつの間にか駅を訪ねるたびに
駅スタンプを押印する収集癖がついてしまいました。

これまで私が旅行や出張で立ち寄った駅で集めた駅スタンプたちをご紹介します。

西大路駅 ~平清盛公西八条殿鎮守社の駅~
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西大路駅は1938年(昭和13年)9月に開設された東海道本線の駅です。
京都駅から西へ一駅、ちょうど西大路通りとの交差部分に駅は設置されていますが、駅舎が東海道新幹線の高架下に建てられていることからもっと新しい駅だと思っていました。
 
駅スタンプには、駅の北に位置する若一(にゃくいち)神社が描かれています。
この若一神社は平清盛の別邸である西八条殿の跡地で、清盛の妻時子が暮らしていたとされていますが、平氏が都落ちをする際に自ら火を放ち、現在の梅小路公園あたりまで及んだと言われる豪勢な邸宅は焼失してしまいました。
 
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若一神社の境内には、西大路通にはみ出した巨大な楠があります。この楠は平清盛手植えとされ、西八条殿に火をかけられた時も焼け残りました。以後若一神社の御神木として大切にされ、駅スタンプにも大きな楠が描かれています。
 
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この楠を切ったり移し替えようとすると、祟りがあったと伝えられます。近年でも昭和初期の市電工事に伴って伐採しようとしたところ、工事関係者に次々と事故や不幸が襲いやむなく断念したといういわく付きの楠で、現在でもここだけ西大路通りが真っ直ぐではなく西に曲がっています。
 
若一神社には神供水と言われる名水が湧いており、私が訪ねた際にご近所のご婦人が水を汲みに来ていました。この名水は、清盛が高熱に犯された際に体を冷やしたと伝えられているそうです。京都は街の真ん中にも歴史を感じさせる場所が数多くあるのですね。
 
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このスタンプは2013年12月28日に押印しました。
 
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