東京駅 ～二重橋～
神戸まで鉄道が開通していた新橋駅と、東北へ路線を延ばす日本鉄道の上野駅を高架鉄道で結ぶ計画が立案され、途中駅として中央停車場を設置することが1896年（明治29年）の帝国議会で決定されました。これを受けて1914年（大正3年）12月に開業したのが東京駅です。
駅スタンプは、東京駅からの延びる行幸通りを進んだ皇居前広場から見た二重橋です。
「二重のアーチを持つ石橋を二重橋と勘違いされることが多いのですが、実はこの石橋の奥にある鉄製の橋が本当の「二重橋」です。」・・・30年以上前の修学旅行でのバスガイドさんの説明を鮮明に記憶しています。
東京駅は辰野金吾らの設計によって建設された首都の玄関として相応しい駅舎でしたが、戦時中の空襲で焼けてしまい、長い間象徴であったドームは姿を消し、2階建て駅舎として修復・利用されてきました。本格的な建て替えは先延ばしされてきましたが、2012年10月に免震構造とした上で創建当時の美しい姿に復元されたことは記憶に新しいところです。
現在は地下ホームも含めて14面28線と単一の駅では最大のホーム数を誇る駅となり、東京駅を中心に列車の「上り」「下り」が決められている日本の中心駅です。バラエティに富む列車が次々と発着していくのは見ていて飽きることがありません。
来年には「上野東京ライン」が開通し、東北本線や常磐線の列車も再度東京駅に乗り入れることとなり、開業から100年が経過してさらに進化する東京駅です。
東京駅開業100周年記念スタンプはこちら → 100周年記念スタンプ
このスタンプは2012年11月23日に押印しました。
