岩沼駅 (東北本線) のスタンプ | 気まぐれ 駅スタンプ紀行

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全国の駅に設置されている「駅スタンプ」。

一つ一つのデザインに個性があり、奥行の深さに魅了され、いつの間にか駅を訪ねるたびに
駅スタンプを押印する収集癖がついてしまいました。

これまで私が旅行や出張で立ち寄った駅で集めた駅スタンプたちをご紹介します。

岩沼駅 ~笠島はいづこさ月のぬかり道~
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岩沼駅は1887年(明治20年)12月に日本鉄道の駅として開業しました。開業の10年後には後の常磐線が開通し、東北本線と常磐線の接続駅となり、現在に至っています。
 
駅スタンプは、JR東日本が企画した「奥の細道1989」の観光キャンペーンに利用されたと思われるものが残っていました。松尾芭蕉が奥の細道の旅で句を詠んだ最寄駅に設置されたスタンプです。
 
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駅スタンプに記されている句は「実方中将の墓のあるという笠島はどのあたりだろう。五月雨降りしきるぬかり道の中では、方向もはっきりしない」と詠んでいます。
 
藤原実方は源氏物語の光源氏のモデルと言われる貴公子ですが、「歌枕見て参れ」との勅命で各地の名所旧跡を訪ね歩いた際、名取郡笠島道祖神の前で落馬し、この地でなくなったと伝えられていました。芭蕉は、五月雨のぬかり道の中で、とうとう歌枕の笠島を探し当てることができなかったということのようです。
 
2012年に整備された駅の東口広場では松尾芭蕉が句を詠んでいました。
 
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このスタンプは2013年3月25日に出張で立ち寄った際に押印しました。
 
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