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「金利ある世界というプロパガンダ、政策金利と国債金利は違います(前半)」三橋貴明 AJER2024.9.24
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

新総理が誕生したのでLIVE解説します。[三橋TV第918回]三橋貴明・saya・ジャーナリスト 山口敬之(特別ゲスト)]


https://www.youtube.com/live/hxDk6MECmIA

 

自民党が終わったので解説します。(PRあり)


 我ながら適切な判断だと振り返ったのは、9月27日の三橋TV第918回を、ゲストに山口敬之氏を招いたLive配信にしたことでございます。


 第一回目の投票で、
1位 高市早苗 国会議員票72票 党員・党友票109票 総計181票
2位 石破茂 国会議員票46票 党員・党友票108票 総計154票
 と、高市さんがトップだったにも関わらず、決戦投票では、
1位 石破茂 国会議員票189票 都道府県票26票 総計215票
2位 高市早苗 国会議員票173票 都道府県票21票 総計194票
 と、国会議員票がとんでもない動きとなり、高市さんが敗北。石破茂・新総裁の誕生。


 愕然としましたが、山口さんをお招きし、お話しを伺ったことで、納得しました。


 決選投票で石破茂が増やした143票は、
「石破茂に新総裁になって欲しい」
 という票ではなく、
「高市早苗を新総裁にしてはならない」
 という票だった。


 具体的には、アメリカ(のジャパンハンドラー勢)、中国共産党(及び公明党)、財務省、いわゆるリベラル派勢力と、これまでの日本で権力を握っていた政治的パワー。


 高市さんが「ピボット(転換)」を成し遂げるのが困る、というよりは、とにかく現在の枠組みを変えたくない政治パワーが、強い。凄まじく強い。


 典型が、例の「国政報告書」問題です。6月に依頼を受け、8月に発送した国政報告書に対し「総裁選挙に向けたリーフレットだ」と言いがかりをつけ、9月4日に決まった「告示前の文書配布禁止」というルールを適用し、注意。


 この時点で異様なのですが、9月17日に岸田総理と森山総務会長が共謀し、選管に対し「高市に対する処分を見直せ(さらにキツイ処分をしろ)」と圧力をかけた。


 これはヤバい。法律ではないですが、公党が定めたルールを訴求適用するとなると、これは「法治国家」の基盤を揺るがす


 それにも関わらず、岸田本人が動いたとなると、これはさすがに「最強の日本国の支配者」の圧力としか考えられない。すなわち、アメリカ。


 さらには、総裁選直前にBSフジ「プライムニュース」が、中国人の学者(李昊)を招き、高市さんの靖国参拝を批判させた。


 加えて、同じく総裁選直前に鈴木財務大臣が、高市さんの経済政策を「適切でない」とディする。(総裁選挙の最中にこれって、ありなのか・・・・)


 自由民主党は、大東亜戦争敗北後の日本がアメリカ軍に占領されている時期に、
日本列島をアメリカ軍の基地化する」
 という目的のために設立された政党です(※財界の事情もあった)。日本国の最強主権者は、今でもアメリカなのです。


 当初、日本国を小国化しようとしたアメリカは、様々な「反日組織」を日本で育成した。その生き残りが日教組、日弁連、日本学術会議といった「いわゆるリベラル派」です。


 さらに、日中平和友好条約以降、中共の工作がじわじわと日本国を蝕んでいった。


 財務省は、そもそも明治の大蔵省発足時点から、緊縮財政が「評価」される組織でした。

 

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「三橋貴明×荒川和久:抱腹絶倒!-独身王国「江戸日本」の真実-(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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 ちなみに、わたくしがメインで財務省を批判しているのは、緊縮財政が「扇の要」であるのに加え、他に「データ」「定義」に基づき、彼らのレトリックを破壊できる人がいないためです。ジャパンハンドラー、中共、いわゆるリベラル派に対する批判は他の人もやっているし、それほど的を外していない。ところが、こと「経済」となると、「いわゆる保守派」のほとんどが「ダメ」になる。


 誰かの所得は、誰かの支出により創出される。誰かの赤字は、誰かの黒字。誰かの資産は、誰かの負債。日銀が国債を買い取れば、政府は債務の返済負担や利払い負担事実上消える。


 といった基本すら理解せず、
「日本国は偉大な国だ! 日本人は強い! だから、もっと競争を激化させるべきだ!」
 といった「しばき型保守」と化す。お前ら、マジで、どんだけバカなんだよ。と、ずっと思い続けてきました。


 日本人がそんなに強いはずがない。というよりも、人間個人の強さに、そんなに差が出るはずがない。

 

 稲田朋美。生命体として「万人の万人に対する闘争」をしたら、俺は絶対にお前に勝てるぞ。何しろ、身長185センチだ。自由競争、何でもありのルールの下で、本気で俺と生存競争をしてみるか? 日本人は強い、というならば、自分も強い、ということだろ。ガチで、どちらが強いか、競おうぜ。

 

 なんて野蛮なことはやめよう、ということで、人類は共同体という知恵を発展させたのだよ。


 さらには、一人の人間に対し、非常事態が、「いつ」「何が」「どれほどの規模で」襲い掛かってくるか、誰も分からない。だからこそ、共同体を作るのです。そうしなければ、生き延びられないから。


 一人の人間の強さには、それほどの差が出ない(精々、数倍でしょ)。とはいえ、共同体の強さには、これは凄まじい差が出る。


 かつてはそれなりに強かった日本国という共同体を、上記の政治勢力と、それに与する「日本人の国会議員」たちが破壊してきた。その構造のピボットを拒否する議員たちが、今回、石破茂に投票したわけです。


 もう、分かった。


 自民党はダメだ。


 自民党員の皆さん、離党しましょう。そして、全ての有権者は、次の総選挙で「自民党以外」に投票しなければならない。維新でも、立憲でも、共産党でも構わない。とにかく、自民党「以外」に投票するのです。

自民新総裁に石破氏 国会論戦後、10月解散視野―決選投票で高市氏逆転・来月1日に首相就任
 岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選は27日、党本部で投開票され、石破茂元幹事長(67)が決選投票で、第1回投票でトップだった高市早苗経済安全保障担当相(63)を逆転で破り、第28代総裁に選出された。10月1日召集の臨時国会で第102代首相に指名される見通し。石破氏は記者会見で、衆院解散・総選挙について「野党と論戦を交わした上で、なるべく早く審判を賜らねばならない。適切な時期を判断したい」と述べた。(後略)』

 10月の衆院解散。11月の総選挙(投開票)の可能性が高まっています。

 

 高市さんは、絶対に石破の内閣の閣僚や、党の役職に就いてはならない。是非とも野に下り、全国を回り、正しい財政論を訴えて欲しい。


 麻生太郎は、放っておいても、石破潰しに動くでしょう。


 日本国は、1945年8月15日以降、80年近く歪められてきた。これまでは、その歪み自体が表面化しなかった。


 今回は、した。


 問題が「ある」ということを認識した時点で、我々の勝利なのです。今、この瞬間は勝てないかも知れませんが、いずれ勝つ。


 繰り返します。自民党員は離党しよう。総選挙では自民党「以外」に投票するのです。
 

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