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「国策金利が世界最低の日本国(前半)」三橋貴明 AJER2024.8.27
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

グローバル資本家と闘う男 ロバート・ケネディ・ジュニア/なぜアメリカは分断しているのか?[三橋TV第909回]三橋貴明・saya


https://youtu.be/5NV0qVA5Nkw
 

【三橋貴明×青山繁晴】財務官僚が押しかけてくる?自民党のタブーに切り込む男を直撃インタビュー(三橋貴明×青山繁晴参議院議員)

 自民党総裁選について色々と書きたいことがあるのですが、とりあえずは立憲民主党代表選挙。


 江田憲司氏と候補一本化の末に、吉田晴美氏が立候補するとのことです。枝野、野田、泉のみが争う、
「いい加減にしろ!」
 と叫びたくなる状況だけは回避されました。吉田氏には、是非とも「消費税廃止」を叫び、議論に持ち込んで欲しい。


 泉(現)代表は知りませんが、枝野と野田は消費税減税反対派なので、明確な「争点」ができる。しかも、一応、今も立憲の公約は消費税減税なのです。


 というわけで、自由民主党の総裁選挙。
 昨日の藤井聡先生とのニコ生対談で解説しておりますが、自民党の総裁選挙が意外と面白いことになっています。


 まずは、党員・党友のアンケートでは、一位:石破茂、二位がほぼ同率で小泉進次郎、高市早苗。


 一般の人気投票では(なぜか)常にトップの石破氏は、国会議員に無茶苦茶に人気がない(人気なさでは文句なしでトップでしょう)上に、麻生太郎と敵対しているため、決選投票になればまず勝てない。


 そして、どれだけ党員票を獲得したとしても、国会議員票がほとんど入らない(恐らくは20票程度)ため、第一回投票では勝ちきれない。


 となれば、第一回投票でよほど小泉進次郎が党員票を獲得しない限り、「小泉 vs 高市」の決選投票になる可能性が高い。


 が、現在の藤井先生の読みでございますが、これは別に積極財政派に肩入れしているわけではなく、現実的な読みだと思います。


 一番大きかったのは、河野太郎の人気失墜です。河野の人気がびっくりするくらい落ちた。理由は、候補があり過ぎて、どれが決定的なのか分からんほどです。


 もっとも、本番はこれからなので、何がどうなるのか確信的なことは何も言えませんが。


 いずれにせよ、是非とも青山繫晴氏も推薦人20人獲得し、総裁選で「議論」をして欲しい。議論をすれば変わるとは言わないが、議論をしなければ変わらない。


 そんな中、わたくしが(小林鷹之氏以来)注目したのが、茂木幹事長です。この人は、元々はガチガチの緊縮派でした。


 どうした、茂木!
 

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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(後編)」がリリースになりました。
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茂木氏、「増税ゼロ」巡り財務省を批判 「古い考え方を転換する」
 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬する茂木敏充幹事長(68)は7日、総裁選で掲げる「増税ゼロ」政策を巡り、財務省の体質を「税率をアップしないと税収は上がらない考え方だ」と批判した。宇都宮市内で記者団に語った。
 茂木氏は「古い財務省の考え方を転換する」と強調した上で「経済を成長させることによって税収を上げていく。その資金によって成長分野への投資を進める」と自身の経済政策を説明した。(後略)』

 わたくしは、長年、財務省と敵対しているため、茂木幹事長の発言も「財務省の仕込みなのでは?」と邪推してしまうのですが、もしかして茂木幹事長、マジなのか?
 

 もちろん、
「増税ゼロ」
 は、昨日のニコ生で藤井先生が突っ込んでいたように、
「減税ゼロ」
 という話ではあります。


 因みに、税収を挙げるために経済を成長させる(※名目GDPは所得の合計なので、GDPと税収は相関関係が高い。税収弾性値は動きますが)ためには、投資を拡大する必要がある。半導体分野からも明らかになったように、政府支出こそが日本の投資を呼び込む。


 というわけで、「経済を成長させる」前に「政府支出拡大」が必要ではありますが、茂木氏が財務省の考え方を否定している点は興味深い。


 是非とも、「こういう議論」を展開して欲しい。岸田総理は茂木幹事長の会見の内容を聞き、
「『あれは何なんだ』と怒っていた」
 とのことですが、怒っちゃいけない。議論しなよ。


 茂木幹事長は、岸田総理の反発に対し、
「こちらは財源も含めて政策論争しましょうというスタンスだ」 
 と回答していますが、その通りだ。政策論争をしてくれ。そして、できるだけ多くの政治家や国民が「財源は国債」という正解にたどり着く。


 自民党の総裁選挙は面白くなってきた。是非とも立憲民主党の代表選挙も面白くしてくれ。


 つまりは、政策論争をしてくれ。
 

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