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「国策金利が世界最低の日本国(前半)」三橋貴明 AJER2024.8.27
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

グローバル資本家と闘う男 ロバート・ケネディ・ジュニア/なぜアメリカは分断しているのか?[三橋TV第909回]三橋貴明・saya


https://youtu.be/5NV0qVA5Nkw

9/9(月)までの期間限定 自民党はなぜ売国政党になったのか?

 

 いよいよ本日は藤井聡先生とのニコ生「国民が豊かになる日本経済を実現するには、どうすれば良いのか?」が20時から開催となります。
 是非とも、ご来場くださいませ。わたくしは、コメント拾うの得意ですよ。


 さて、昨日も解説した通り、財務省は、今回の自民党総裁選挙において、
減税はタブー(絶対に言ってはいけない)」
増税しない、は認める
積極財政的な抽象論はOK
 という方針を貫いてるように見えます。同時に、「ステレス増税の推進」は評価し、「財政は経済に優先する」は最高評価、という感じなのではないかと思います。


 お分かりでしょうが、
「減税ゼロ(増税はしない)」
 は茂木幹事長、
「経済は財政に優先する(抽象論)」
 は、小林元・経済安全保障担当相
「ステルス増税」は、「年収の壁」を問題視している小泉元・環境相


 小泉氏は、年収106万円を超えない場合、厚生年金を支払わなくても構わないという素晴らしい制度を、「年収の壁」として批判しています。何でも、年収の壁があるから、女性が106万円までしか働かない、という話なのですが、ならば厚生年金免除の水準を年収500万円に引き上げればいいんじゃない?
 

 となれば、年収が500万円に達するまで、既婚女性は厚生年金を払わなくて済む(第三号被保険者扱い)。既婚女性がガンガン労働市場に入ってくるよ。


 なんて話は、現在の日本ではありえず、第三号被保険者が少しでも働いていたら、年収がいくらであっても、厚生年金を払わせたいだけなのです。


 最終的には、第三号を廃止したいのでしょうが、簡単にはいかないため、まずは、
「少しでも働いたら、第三号の対象外」
 とやってくるわけですね。これが、ステルス増税
 

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お待たせいたしました!
特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(後編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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小泉進次郎氏、選択的夫婦別姓に「決着つけるとき」 年収の壁撤廃も明言で立憲民主が苦境に? 出馬会見を独自分析
(前略)さらに小泉氏は会見において「人生の選択肢の拡大」として、「選択的夫婦別姓を認める」と「年収の壁の撤廃」を掲げた。
 小泉氏が「もう議論ではなく決着をつける時」と話した選択的夫婦別姓について石戸氏は「かねてから小泉氏は選択的夫婦別姓と同性婚に関しては強い賛成の姿勢を示してきたが、『同性婚は見送った』ことが明らかになったことがポイントの一つ。もう一つ別の見方をすれば、小泉氏が選択的夫婦別姓を掲げたことで立憲民主党は苦しくなるだろう。というのも、『これは自民党ならできないだろう』という柱の1本を持って行かれた形になったからだ」と分析した。
 年収の壁の撤廃については評価しつつ「厚生年金加入を進めること自体は悪くないが、やはりここでも現役世代にとってプラスになるような政策が必要になる。ピンポイントではなく全体像を見せる必要がある。経済については現状、どういう方向性を打ち出したいのまだ見えない」と懸念を示した。(後略)』

 いや、表向き旧姓を使いたい女性がいるならば(まあ、いるでしょうけど)、企業や銀行が「旧姓でも構わない」とすればいいだけの話なんじゃないの。


 選択的夫婦別姓にせよ、年収の壁撤廃にせよ、日本の家族制度、人生、そして国家を「リフォーム」する「革命」を、よくもまあ平気で口にできるもんだ。


 構造改革(structural reform)という言葉を使いだしたのは、イタリア共産党ね。


 というわけで、自民党は保守だなどという幻想は捨てましょう。全員が全員とは言いませんが、自民党国会議員の多くは革命派です。

 

 ここでいう革命派とは抽象的な話やレッテル貼りではなく、「保守(メンテナンス)するのではなく、制度をゼロかラ見直し、再構築しようとする連中」という意味になります。夫婦別姓でいえば、

保守派:企業や銀行が旧姓使用を認めればいいんじゃね?

革命派:国家の制度として夫婦が別姓を使うことを認めるようにしよう。たとえ家族の形が変わり、社会が激変しようとも

 です。


 ちなみに、革命派にしか見えない小泉氏と比べても、「こいつヤベー」と思わざるを得ないのが、
財政の犠牲の上に経済をつくる、そんな経済の成長は持続可能なもののはずはない
 と言ってのけた河野太郎です。
 

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